’19石垣島 西表島観光② 本物のジャングルがここに!仲間川マングローブクルーズの様子をレポート!
西表島到着
石垣島からフェリーに乗っておよそ1時間。到着したのは西表島の大原港。
台風が近づいてくる中、急な天気の変化に注意を払いつつ、ツアーを楽しんでいければと思います。
これから西表島ツアーに行ってきます。
事前の料金比較は大切か
フェリーを下りて桟橋を渡ると、ガイドさんが立っていて、チケットに記載されていてる「A、B、C」の記号を確認して観光客を振り分けていました。
どうやらその記号は旅行会社を分別する記号ではなく、ツアーの行程によって区別されているようです。ということは、ツアー会社が違っても同じ行程であれば基本的に一緒に行動するみたい。
それならば一番安いツアー会社に申し込めばいいのでしょうね。今回は選んでいる余裕はありませんでしたが、今後の参考にしたいと思います。
拠点としてのおみやげ屋さん
先ほどのガイドさんに、ここから先はクルーズ船に乗って行き1時間以上はトイレに行けなくなるので、一度おみやげ屋さんの中にあるトイレで済ませておくように言われます。
指定されたおみやげ屋さんは「じゅごん」というお店。中はおみやげ屋とレストランがあります。
こちらには都合3回もトイレ休憩等で利用するなど拠点となるお店でした。
【電話】0980-84-7320
【定休日】無休
【営業時間】8:30-17:30
お店の中はこんな感じ。パッと見た感じでは購買意欲をかき立てるようなものは無さそうに感じました。
ところが、壁側にあった黒糖のお菓子を試食でちょっといただいてみると、う、美味い!
黒糖の甘みがしつこくなく上品で、ついつい何回もつまんでしまいます。
正直、黒糖はあまり好きではないのですが、これはとても美味しくいただきました。家族がくるみ黒糖(左)と黒糖揚げ(右)の両方をお土産に買っていたので後で食べさせてもらいました。
これが本当の黒糖の味か・・・
仲間川マングローブクルーズに出発
クルーズ船に乗る時間はトイレ休憩して、みんな揃ったら出発するというけっこうゆるい集合方法でした。
こちらが今回お世話になったクルーズ船。
海から出発し、仲間川に入るまではスピードを出して進んでいくため、水しぶきがかからないようにビニールの幌(水よけ)があります。幌を上げるまでは風通しが悪くて蒸し暑いので汗ばみます。
河口付近までくると船のスピードも落とし、ゆっくりと進むようになります。
大自然の本物のジャングルがそこにあります。神秘的な光景が目の前にあって、まるで日本じゃないみたい。
まさにジャングルクルーズといった感じ。でも東京ディズニーランドと違って、ワニやゾウ等は出てきませんけど。
最初は川幅がとても広いのですが、先に進むにつれて徐々に狭くなっていきます。
船内では船長から幌をクルクルと巻き上げるように依頼されるので、乗客自らその作業を行います。
お客にやらせるなんて・・・とは思わないように!
船長は一人でガイドも兼用していて、さらに操縦もしているので手が離せません。そんな状況なので乗客みんなで協力して手伝います。
両サイドにはマングローブがぎっしり。ちなみにマングローブというのは個々の木の名前ではないそうです。海水と淡水が混じるところに生える木を総称してマングローブと言うんだそうです。
マングローブ(英: mangrove)とは、熱帯および亜熱帯地域の河口汽水域の塩性湿地にて植物群落や森林を形成する常緑の高木や低木の総称。漢訳した日本語で「紅樹(こうじゅ)」といった場合、オヒルギ、または、オヒルギなどヒルギ科の常緑樹、あるいは、マングローブの構成種全般を指す。(引用:Wikipedia)
どれがどれだかちょっと忘れてしまいましたが、メヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギといった種類のマングローブが生息しているようです。
船長兼ガイドさんの案内を聞きながら左右を見ながら上流に向かっていきます。この方は初老のおじさんですが、やさしい語り口で説明してくれるので、とても分かりやすい。
途中で他のクルーズ船とすれ違うことも何回かありました。
日本最大のサキシマスオウノキを見学
マングローブクルーズで行く場合の最も上流地点であり、折り返し地点ともなるポイントで船から降りて上陸します。
こちらでは、日本最大のサキシマスオウノキが見学できます。
ただし、仲間川が満潮時にしか観ることができないので、干潮時にはここまでたどり着けないようなのでご注意を!(もしかしたら干潮時以外ででも天候や自然の条件によっては来られないこともありそうです)
上陸しておよそ15分程度で船に戻ってくるように指示されます。
でも時間厳守というよりは、だいたいそれくらいしたら戻ってきてね~くらいのアバウトさでした。
このゆるさが良い感じです。でもみんなちゃんと15分以内には戻ってきてました。
一応路面は、木で舗装されているので歩きやすくなっています。ただし、道幅はなく戻ってくる人もいるため、譲り合って歩きます。
土の中をよく観察してみると、大きなカニがあちこちに生息しています。
イリオモテヤマネコとかもいたりするんでしょうか・・・ヘビもいたりして。
一番奥まで辿り着きました。そんなに奥深くにあるわけで無いため数分で到着。
そして、こちらがサキシマスオウノキです。根がすごく特徴ありますね。
特徴
常緑性高木で5-15mになる。葉は長さ10-20cmで、長楕円状卵形から楕円状卵形。先端はとがっている場合も丸まる場合もあるが、基部は円脚(丸っこい形)をしている。葉質は硬く、表は緑色でつやがあって無毛、裏面は銀色や多少色づく円形の鱗状の毛が密生する。
円錐花序は7-15cmになり、多数の花をつける。
板根が特徴。板根を持つ樹木は熱帯域に多い。日本ではこの他に、イヌビワ、オキナワウラジロガシなどが形成することがあるが、本種のそれが群を抜いて立派で、高さは2mくらいになる例もある。分布
熱帯アジア、台湾、ポリネシア、熱帯アフリカに分布。マングローブ林のある湿地の内陸側に多く生育する。
日本での生育地は、奄美大島、沖縄島、石垣島、西表島が知られる。このうち石垣島(沖縄県石垣市)の桴海於茂登岳山麓の「ンタナーラのサキシマスオウノキ群落」、及び、西表島(沖縄県八重山郡竹富町)古見の「古見のサキシマスオウノキ群落」は天然記念物に指定されている。また、西表島の仲間川上流には樹齢400年と推定されるサキシマスオウノキの巨木があり、森の巨人たち百選に選定されている。(引用:wikipedia)
帰りの船の中で船長兼ガイドが言うには、この木は樹齢400年ほどですが、正直言って樹齢は正確に読めないのだとか。
だから20年も前から樹齢400年と説明しているそうで、この先もずっと樹齢400年と説明しているかもと言っていました。
たしかにこれだと年輪が読みにくそうです。
折り返して元来た場所へ
船に乗ったら上って来た川を今度は下っていきます。
途中には大富遊歩道に行けるポイントもあって、展望台にも行けるようです。サキシマスオウノキの見学が出来ないときにこちらにくることもあるそうです。
今回はここには寄りませんでしたが、展望台からマングローブの景色を見るのもいいですね。
地元の漁師さんが仕掛を見に来たようです。カニを捕っているのだとか。
さらに河口ではカヌーの体験をしている人たちが一生懸命上流に向かって漕いでいます。
子どもがもう少し大きくなったら一緒に体験したいな。
およそ70分でクルーズ終了
仲間橋を通り過ぎてもと来た場所に戻ってきました。
上流にあるサキシマスオウノキの見学ポイントまで約30分、見学に15分、戻ってくるのに約30分で所要時間はだいたい70分くらい(5分の誤差あり)の長くもなく短くもなくでちょうどよい時間配分になっています。
日本にいても、このようなジャングルの中をクルーズできる機会は滅多にないと思います。
石垣島・西表島に来たらぜひ参加してみてください。次回は、牛車に乗って由布島に行ってきます。