SFC修行その6~最後の修行は0泊2日でギャラクシーフライトに乗ってきた!~
最終日の前日から動きだす
ブロンズメンバーに昇格してわずか一週間後の今日、修行を終えれば晴れてプラチナサービスに到達し、修行からの解脱となります。
前回に引き続き、今回も1日(といっても日にちをまたいでいますが)で4レグをこなす予定。
はじめに那覇に向かう便は、ギャラクシーフライトという名称で、毎年夏の期間限定として深夜に運航している飛行機に搭乗していきます。
深夜の便はどのような感じのフライトになるのか楽しみです。
車で羽田を目指しますが、夜の9時過ぎにもかかわらず首都高で渋滞となってしまい、こんなところで1時間以上ロスしてしまいました。
ただ、時間に余裕をもって向かっていたので、手続きには充分間に合う時間に羽田に到着です。
ギャラクシーフライトとは
今回の選択した運航便がこちら。
羽田-那覇間で、夏の時期だけに運行するギャラクシーフライト。
深夜・早朝に移動することで滞在時間を長くして、観光を思いっきり楽しもうという企画なのでしょう。
毎年やっているようなのでそれなりに需要もあるのでしょうね。(画像出典:ANA)
誰もいない羽田空港ロビーを見られるのは貴重かも
羽田空港の第二旅客ターミナルはA~Dの4つの保安検査場に分かれていますが、到着した午後9時半過ぎはB~Dはクローズしています。
どうやらAの保安検査場しか出発エリアに入れないようです。
いつも利用しているプレミアムチェックインも閉まっています。
ただ、人がそんなにいるわけでは無いので、検査場はすぐにパスできました。
検査後の出発エリアでは、搭乗口付近以外は仕切られていてその先に進めないように警備員が配置されていました。
搭乗ゲート付近の狭い範囲だけしか利用できません。
ANAラウンジも半分以上クローズされていて、一区画だけを解放しています。
それでも搭乗までの時間を落ち着いてゆっくりできるのは助かります。
利用者もそんなにはいませんでした。
これから羽田最終便に乗って修行してきます。
ギャラクシーフライト・・・単なる深夜便でした
座席はプレミアムエコノミーの2K。
3列あるプレエコシートの2列目ですが、シートと窓の位置がベストなのがこの列。
座った状態で横を向くとちょうど良い場所にあります。
ギャラクシーフライトというくらいですからきっと満天の星空が見えると思っていました。
ところが・・・
機内は消灯して暗いのですが、真っ暗ではないため、窓に光が反射してしまい、思うように夜空が見えません。
正直、星空を楽しむなんてことは全く出来ず、ちょっと残念です。
時間帯も真夜中なので諦めて眠りにつきました。
途中、目を覚ましたときに食事をするか聞かれましたが、さすがに深夜の飲食は遠慮してミネラルウォーターだけいただきました。
しかし、こんな時間でも食事の提供をしてくれるんですね。
ちなみにプレエコはほぼ満席で、エコノミーシートもそこそこ埋まっています。
こんな深夜の便でもそれなりに需要があることがよくわかりました。
午前1時40分頃、空港に到着。那覇空港には人がほとんどいません。
数人ほどブラブラしている人がいましたが、旅行に来ている風でも無く・・・きっと陸マイラーと思われます。
帰りの羽田行きの航空券を発券したいのですが、乗継ぎカウンターに人がいません。
ラウンジも閉まっているので、一度空港を出てからもう一度チェックインしなおしです。
一旦到着ゲートを出て、その足で再び出発ゲートへ。
時間もちょうど2時になり、警備員ががっちり遮断していた搭乗ゲートが開き、手続きを開始。
事前の情報によると、那覇から羽田に向かう場合、通常は折り返し便となる羽田から那覇便の発券は、ギャラクシーフライトに関しては可能らしいので、那覇-羽田-那覇の2レグ分の発券に窓口で並んでいました。
するとそこへ、近くにいた係員が自動チェックイン機でも2レグ分発券出来るよと教えてくれたので一旦列から離れました。
いざ自動チェックイン機で発券しようとしたところ、これから乗る那覇-羽田便は発券できるが、羽田-那覇便の発券は出来ませんでした。
係員のうそつき・・・
結局窓口に行って発券してもらいました。
時間はかかりましたが、特にやることもないのでちょうど良い時間つぶしができたと考えよう。
ANA1000・羽田便のギャラクシーフライトは午前3時35分発。
搭乗までは寝過ごさないよう気を張っていましたが、機内に乗った後はすぐに寝てしまったようです。
目が覚めたときは日の出の時間でした。
起きたことを察知したCAさんが食事をどうするか尋ねてきましたが、またもお断りしてミネラルウォーターだけもらいます。
この食事、エコノミークラスで注文すると、1,800円もするようです。
2回続けて食べませんでしたので、3,600円分をスルーです。
だからといって食べると胃もたれしそうなのでやめときます。
無事羽田に定刻通り到着。
今日は那覇便の乗継ぎには時間的に余裕があるので、あわてず乗継ぎ案内場所まで来ましたが、ここに誰もいません。
あたりを見渡してもいないのでそのまま突き進んで勝手に出発ロビーに行こうともしましたが、自動扉が開きません。
仕方なく飛行機の方に戻って地上係員に説明すると先週と同じやり方で搭乗ゲートを逆走する形で出発ロビーへ案内してくれました(左側が到着ロビー用通路、右側が、出発ロビー用通路)。
ギャラクシーフライトに乗ってみた感想
今回ギャラクシーフライトを乗ってみて感じたことは、陸マイラーの修行僧は別にして、旅行にこのフライトを組み込むならそれなりの覚悟が必要かもしれません。
まず時間帯が深夜(羽田着は早朝)なので、空港設備は最低限のものしか利用できません。
空港から出ても当然お店は閉店しているので、時間を持て余してしまいます。
なので、深夜・早朝でもチェックインできるホテルの確保も必要となるでしょう。
また機内でも窓の外は真っ暗で景色を眺められるわけでもなく、機内も暗いため眠くなくてもその環境で過ごさなくてはなりません。
寝るにしてもウトウトし始めてから睡眠に入ったと思ったら、着陸のためクライニングも元に戻す作業があるので一度そこで起きることになる。
結局、睡眠も細切れになりますし、なかなかハードだなと感じました。
ただ自分がそう感じるだけで、メリットも充分あると考えられます。
仕事が終わってからでも午後11時頃の飛行機なら充分間に合いますし、日が昇る前から沖縄に行き、一日中遊んで、さらにちょっと一杯飲んでから空港に戻って、午前3時半の飛行機に乗って帰る。
最大26時間も沖縄に滞在しても、タフな人ならたった1日休むだけで仕事に戻ることも可能でしょう。
もっとも日帰りにする必要はないので、何泊かの組み合わせで往路、もしくは復路にこのフライトを組み合わせるのも選択肢としてはありかもしれません。
また、料金は比較的抑えられているので金銭的にはありがたいところもあります。
移動手段にお金をかけず、目的地で有効に使うのも一つの方法としてはアリですね。
私がデメリットと感じたものが逆に魅力的に感じられる人にとっては利用価値があるかもしれません。
体力的にも自信がある人なら、なお良いかも。
ちなみに、今回のフライトでは羽田⇔那覇の往復便で何人も同じ顔を見かけました。
もしかすると、陸マイラーにはとても人気がある便だったりして?
自分もそのうちの一人なんですが・・・
しばしの休憩
羽田に戻ってきてANAラウンジで少し休憩します。
まだ午前6時なので、ラウンジも空いてます。
優先搭乗までは20分程度でしたが、奥の方の席でカフェラテを飲みながら体を休ませました。
また沖縄に行ってきます
6時40分羽田発993便で再び那覇に向かいます。
東京は曇り。これから飛び立ちます。
ギャラクシーフライトではお断りしてきた食事ですが、今回はいただきます。
沖縄は晴れています。那覇空港にも無事定刻通り到着しました。
修行も最後なので観光に行きましたが・・・
SFC修行をしてから、わずか3ヶ月で6日目(1日2往復分もカウントすれば9回目)の沖縄訪問です。
そして一度も観光もせず、そのまま東京に戻ってくるという飛行機に乗るだけの修行でした。
時間的な制約もあったのでやむを得ないところもありますが、最後レグの前にちょっとだけ時間が空いたので空港から出て街に行ってみました。
ゆいレールに乗って出掛けます。
切符を買って改札を通ろうとしたのですが、切符を入れる場所が見当たりません。
駅員に聞くと、バーコードを読み取らせるとゲートが開く仕組みのようです。
恥ずかしながら知りませんでした。
行き先は那覇国際通りです。
ゆいレールの車窓から見える国場川。
きれいな川ですが、東京ではお目にかかれないような緑色の川でした。
県庁駅前で降りて、国際通りを目指しますが、その暑さにすぐにやばいと感じました。
沖縄の日差しがものすごく強くて暑い!
沖縄なので当たり前なのですが、正直ちょっと面食らってしまいました。
今まで旅行で沖縄には何回か来たことがありますが、冬の時期だったこともあり、ちょっと甘く見ていた自分に気がつきました。
国際通りを楽しみつつ、なんて思っていましたが、とにかく暑くて、2~3分ごとに日差しを避けるようにお店に立ち寄っていました。
デスクワークで体がなまっているのも影響しているようです。
このままいたら熱中症になりかねないと判断した結果、30分程度で空港に戻ることに決めました。
それでも汗びっしょりです。
空港で沖縄の郷土料理を食す
本当は国際通りで食事しようと考えていましたが、おいしそうなお店を探す余裕もなかったので、空港のレストランで食べようと戻ってきました。
ちょうど空港に戻ったところで土砂降りの雨。傘も持っていないので結果的に戻ってきて良かったのかもしれません。
ランチで選んだお店はこちら「天龍」。
なんとなくそれらしい雰囲気もありましたし、お値段も手頃だったのでここに決めました。
店内はテーブル席とカウンターがあって、そこそこお客さんも入っていました。
お一人様だったのでカウンターでいただきました。
注文したのは、ソーキそばセット980円。
料理が運ばれてくるのがとても早くてびっくりしました。
ご飯は盛るだけだとしても、そばの茹で時間を考えると不思議です。
お店に来た時点で茹でているのでしょうか?
ご飯もおまけ程度に付いているかと思いきや、ふっくらして味付けもちょうど良く、おかわりしようか悩みました。
この後機内でもまた食べることを考えて断念しましたが、このソーキそばセット、意外に美味しかったです。
羽田行き修行最後のフライト
食事を終える頃にはすでに雨はやんでいました。
南国のスコールのようなものでしょうか、もう晴れ間も見えてます。
いよいよ最後の修行レグとなります。
離陸の前に自衛隊のF15が発進です。尖閣諸島あたりに行くのでしょうか?
那覇空港ともお別れです。次はいつ来られるかな?
さっきまで土砂降りの雨だったのに雨雲はどこかに行ってしまいまた。
青一色で綺麗ですね。
ソーキそば食べたばかりですが、また食べます。
あまりお腹は空いていないけど完食。
あまり寝ていなかったせいか、食事の後はやはり寝てしまいました。
羽田に戻ってきました。
東京はまだ曇り空のようです。
空港に着陸すれば修行も終わり。
なんだか少しさみしい気もしますが、あまり特別な感情もわいてきません。
意外にあっさりしていました。
無事修行を終えて帰路につきます。
明日以降にANAサイトでプラチナメンバー昇格を確認しつつ、SFCの申込みをしていきたいと思います。
プラチナメンバーの様子はこちらから
SFCの申込みの様子はこちらから
修行を終えて
2017年4月にSFC修行を決行してから3ヶ月、長期戦も想定していましたが、比較的短期決戦で終了しました。
修行行程はすべて東京と沖縄間で行い、1回だけエコノミーだったことを除くとすべてプレミアムエコノミークラスでの修行でした。
時間とお金があればもっと修行してダイヤモンドまで目指したいところです。
この修行の成果としてプラチナメンバーに昇格し、かつ、SFC会員の資格も得られます。
今後どうしていきたいのか正直自分でもよく分からないのですが、せっかく獲得できた上級会員の資格を有効に活用して行ければと思います。
でももし、有効活用出来なかったとしても、それはそれでいいという気持ちもあります。
目的を持ってそれを成し遂げたという達成感もありますし、ちょっとお金はかかりましたが面白い経験ができたので満足してます。
こうやってブログのネタにもなりましたし。
また本音かどうかは別として、CAさんも修行している人たちに関心を持ってやさしく接してくれました。
同一機材での往復だと同じCAさんに再会して少し照れくさいですが、修行のことに興味を持って聞いてくれたりと、会話が弾んでコミュニケーションがとれたことはとてもいい想い出です。
みなさんも興味があれば挑戦してみてはいかがですか?