’18北海道旅行 トマム⑨ 雲海を見にゴンドラに乗って・・・その時に知っておいた方が良いこと

クラブメッドトマムでの最終日(チェックアウト日)の早朝、ゴンドラに乗って山の上から雲海を見に行ってきました。

2泊3日で最終日に見に行くことを選びましたが、最後のチャンスだけにここで雲海が発生してもらわないと後が無い。

祈るような気持ちでしたが、無事に雲海が発生してくれました。その時の状況をレポートしていきたいと思います。

 

雲海とは

雲海(うんかい)とは、山や航空機など高度の高い位置から見下ろしたとき、雲を海に譬える表現。山で見られる雲海は、山間部などでの放射冷却によって霧、層雲が広域に発生する自然現象による。
雲の海に山々が島のように浮かんでいるように見えることから雲海と呼ばれる。かつては雲が遥かに見える果てしない海原のことを「雲海」と呼んだことがあった。

発生の原理
夜半、山間部などを低気圧が通過して湿度が高くなったとき、放射冷却によって地表面が冷え、それによって空気が冷やされていく。ここで風の流れがない場合に、冷えた空気は(ボウル状の地形のため)その場に留まり、さらに冷却され続ける。やがて一帯が飽和状態となり、空気中の水分が霧となって発生する。このときの様子が、山頂などの高所からは雲海として観察できる。

発生条件
雲海の発生条件を明確な箇条書きにすることは難しいが、おおむね次のようであるといえる。
・季節:春、または秋(冬を除く10月~2月ごろ)
・時間:夜明け前~早朝
・気象:湿度が高く十分な放射冷却があること(なるべく無風状態)
・地域:山間部、盆地
(Wikipediaより引用)

 

雲海テラスで見られる雲海の種類

A 太平洋産雲海の発生する条件
・ 北海道東部が高気圧に覆われ、海霧が発生
・ 東~南東の風が、トマムエリアに吹き込む
・ 前日の夜から明け方にかけて風が弱い

B トマム産雲海の発生する条件
・ トマムエリアが高気圧に覆われ、朝方晴れる
・ 前日の夜から明け方にかけて風が弱い
・ 朝方に気温が急激に低下した

C 悪天候型雲海の発生する条件
・ 低気圧が接近している
・ 天気が下り坂の予報が出ている
・ 天気が悪い

今回見ることができた雲海の種類はA太平洋産雲海だったようです。

 

雲海テラスにはゴンドラに乗っていきます。

雲海テラスに行くにはゴンドラに乗っていきます。クラブメッドトマムから少し離れた場所にゴンドラの乗り場があります。

 

ゴンドラに乗れば一気に雲海テラスまで登っていけます。(写真の撮影日は前日のもの)

 

ゴンドラに乗って雲海テラスへ

ゴンドラの運行開始時間は午前5時と聞いていましたが実際は5時前から運行しているようです。

6時過ぎだと1時間以上並ぶことになると聞いていたので、5時過ぎには乗り場に来ました。

 

ゴンドラに乗るためのチケット売り場がありましたが、購入しているひとはあまりいませんでした。ほとんどの人が星野リゾートかクラブメッドに宿泊している人なんでしょうね。

【雲海ゴンドラ】
大人 1,900円/小学生 1,200円/ペット 500円 ※未就学児無料
【障がい者割引】 大人 1,520円、小学生 960円 ※障がい者手帳をお持ちのご本人と介護者1名様に適用
※リゾナーレトマム、トマム ザ・タワーご宿泊の方は無料。
※クラブメッドトマムに宿泊している人もオールインクルーシブでご利用できます

 

ゴンドラ乗り場まで他の人に負けじと足を引きずりながらも歩いて行きます。早起きしたお陰で行列もなく、すぐにゴンドラに乗れそうです。

北海道に来てから松葉杖をほとんど使わずに来たせいか、ずいぶんと歩くのも慣れてきました。結果論ですが、旅行に松葉杖を持ってこなくても何とかなったかもしれません。

 

乗り場に来たらすぐゴンドラに乗れるかと思ったら、ここで行列が出来ていました。およそ30分程度並んでようやくゴンドラに乗れました。

 

ゴンドラの定員は4名で中は意外にせまいです。グループのメンバーがそれ以下の人数だとスタッフは相乗りをお願いしていました。せまいゴンドラの中で知らない人と一緒になるのは、なんとなく気まずい雰囲気になりそうです。

 

ゴンドラに乗り始めはまだ曇っていて、空を見ても晴れ間がまったく見えないほどの分厚い雲でした。この時点では雲海テラスに着いてみないと、雲海がどこまで見られるのか不安な状態です。

 

しかし、途中から雲の層を突き抜け、ゴンドラ山頂手前になると晴れ間も見えてきました。展望台からの空は雲1つないすっきりした晴れでした。

 

雲海テラスに行く際に心掛けておくこと

・雲海が発生するかは当日の状況次第

雲の中の雲海

これは言われるまでもなく、運次第、天候次第になりますが、星野リゾートトマムでは、「雲海予報」や「今の雲海テラス情報」をお知らせしています。

ゴンドラに行く前に「雲海発生中」と表示されても、はたしてどの程度の雲海が発生しているのかまでは分かりません。

雲が漂っている程度の場合もあるでしょうし、悪天候型雲海というか、霧で覆われているような状況もあります。

実際に雲海テラスに着いてみて自分の想像とのギャップがあったとしても、それを受け止める心構えが大切です。

 

・雲海テラス到着時間は逆算が必須

ゴンドラ行列

ゴンドラに乗って雲海テラスに到着するまでには時間がかかります。ホテルから乗り場までの時間、ゴンドラ待ちの行列時間、ゴンドラに乗ってから到着までの時間を想定しておいた方が良さそうです。

とはいえ、ゴンドラに乗るための行列を計算するのはとても難しいところ。ゴンドラ乗り場到着が5時半までなら30分から1時間、それ以降だと1時間以上かかることも想定して逆算して出発してください。

 

・北海道の山の上なので気温に注意

寒い

山の天気は変わりやすいとよく言われます。気温も夏といえども北海道の、しかも山の上なので侮ってはいけません。防寒対策として上着を用意するように言われました。確かにその通りだと思いちょっと厚手の上着を持って行きました。

ところが・・・

2018年の夏はとにかく猛暑。北海道でも例外では無かったようで、雲海テラスはシャツ一枚でも暑かった・・・上着はとても邪魔でした。

正直、上着いらねーじゃん!とは思いましたが、このときの気温が高かっただけで、毎回とは限らないので念のため防寒対策はしておいた方が良いでしょう。

旅行バックがかさばるんですけどね。

 

・写真を撮るときは思いっきり逆光

雲海写真は逆光になりやすい

雲海テラスは南東に向いていて、東から昇る太陽の影響で写真は逆光になりやすいです。風景として雲海を写真に収めるのであれば特に気になりませんが、雲海を背景に自分たちの記念写真を撮ろうとすると逆光で上手に写りません。

写すときの位置をちゃんと確認して撮る必要があります。

我が家ではフラッシュを付けましたが、それ以上の太陽光で歯が立ちませんでした。後は写真編集でなんとか対応します。

 

つづく

今回はゴンドラに乗って到着するまでと、注意事項について自分なりに気付いたことをご紹介しました。

次回は実際の雲海テラスに着いてからどんな雲海が見られたのかをご紹介していきます。

 

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