’18北海道旅行 トマム⑩ 2018年シーズンで一番の雲海に出会えました。
雲海テラスを歩く
ゴンドラに揺られてたどり着いた雲海テラス。ここはただ雲海を見るだけにとどまらず、山の上を散策しながら雲海を楽しめるような工夫がしてあるので、ゆっくり散歩しながら楽しめるようになっています。
港デッキ
ゴンドラで雲を突き破ると見事な雲海が発生していました。雲海より上空にはほとんど雲は無く青空が広がっていました。
ゴンドラを降りると真っ先に向かうのは港デッキの先端。みんな見事な雲海に、じっくり眺めていました。それもそのはず、スタッフの話だと、今シーズンで一番の雲海が発生したとのこと。どうやら当りの日にここに来られたようです。今シーズンといってもまだ7月下旬のことなので、この後もっといい雲海に巡り逢えるかもしれませんが、とりあえずはこの時点で最高の雲海です。
こちらは帰る直前の様子。最初は人だかりで写真を撮るのも一苦労でしたが、みなさん他の場所に散らばっていくので、人もだいぶバラけてきていました。雲海の状態にもよりますが、ゴンドラから降りて最初に雲海を目にするのがこの場所なので、あえてここを素通りして他の場所に向かい最後の見納めで見る方がじっくり見学できて良いかもしれません。
それと、太陽を遮るものがないため、良い天気に恵まれるとものすごく眩しく、サングラスを持って行くと便利です。
てんぼうかふぇ
てんぼうかふぇと港デッキは少し段差があるだけでほぼ一体となっています。
てんぼうかふぇでは雲海をイメージしたオリジナルの飲み物もあったりして人気があります。寒いときにはスープや軽食で体を温めることも出来ます。
長い行列ができており、ここに並んでまでどうしても注文したい!とは思わなかったので諦めました。
灯台デッキ
ゴンドラ乗り場の天井にあるのが灯台デッキ。てんぼうかふぇと港デッキよりもさらに一段上の位置にあります。高い位置にある分こちらのほうがやや眺めが良かったです。
テーブルも用意されているので、雲海をゆっくりと座りながら眺めるのもいいですね。雲海は8時くらいにはいつも無くなってしまうそうです。この日も7時半くらいには雲海が無くなり、消えてしまいました。我が家はその様子を見られませんでしたが、時間に余裕があれば、雲海が徐々に消えていく様子を見るのも面白そうです。
ベッドが置いてありましたが、ここで横になって雲海を見るにはあまりに混雑していました。人がごった返す中でこのベッドにいても優雅な気持ちにはなれそうにありません。
雲のゆうびん屋さん
雲のゆうびんやさんでは郵便ポストが置いてあります。一般的には赤いポストのイメージですが、こちらのは青いポストでした。
雲海テラスからはがきを全世界に送ることができます。一枚200円で販売していて、切手の購入は不要です。はがき代と切手代を考えれば良心的なお値段ですね。
雲の渚
雲海テラスは一ヶ所だけではなく、おもしろそうなスポットを点在させています。そのスポットまで行くときに「雲の渚」を利用して向かいます。
山の上にもかかわらず平らの道を気持ちよく歩けます。なかなかこういった道で歩くことも無いので貴重な体験です。今日みたいにずっと先の方まで雲が広がっているとよりいっそう格別な気持ちになれます。
クラウドウォーク
2015年にできたクラウドウォーク
210度の景色を見渡せる、雲の形の展望スポット。
まるで雲の上を歩くような感覚を味わえます。
― 2015年9月誕生 ―(星野リゾートトマム公式サイトより引用)
思っていたほど高所によるドキドキ感はあまりありませんでした。たまたま、てんぼうかふぇや港デッキよりも人がいなかったのでこちらのほうが景色をゆっくり見ることが出来ました。
ここからなら、もし、雲海が発生していなくても、晴れていればまた違った良い景色が見られるのではないでしょうか。
港デッキはあんなに混雑していたのに、ここはなぜこんなに空いているのでしょうか。もちろん状況にもよりますが、比較的自由に写真が撮れました。
あと20~30メートルくらい雲海が上まで発生してくれていれば、このクラウドウォークのすぐ下まであって雲海の上を歩いているような感覚になったのかもしれません。でもこんな立派な雲海が出来ているので贅沢は言えません。
あまり下の方は見ずに、山の方を見ていたので特に怖さは感じませんでした。
太陽がもう少し昇ってくれると逆光も和らぐのでありがたいのですが、これでも雲海の素晴らしさは充分堪能できます。雲海よりも上空には雲1つ無い状態だったので、とてもいい状態でした。
スカイウェッジ
雲海テラスを周遊できる散歩道の中腹にある、
船の舳先のようにせり出した展望スポット。
映画のワンシーンのような一枚が撮れる、フォトスポットです。(星野リゾートトマム公式サイトより引用)
スカイウェッジまでは歩いて向かいます。肉離れを起こしている自分としては上り坂は厳しく大変でした。
山の方を見ると、てんぼうかふぇやクラウドプールも見えます。
ここでは周りに何もない分、目の前に雲海が広がっているように感じられました。我先にと先端で写真を撮ろうとしている集団がいて一向に場所を譲ることもなく、先端での写真は断念。
先端を争っていたのは他ならぬ日本人ではなく、お隣の国の人たち。行列の無い国、整列しないで割り込みする国の人たちが陣取っていました。
雲海テラスを周遊できる散歩道の中腹にある、
船の舳先のようにせり出した展望スポット。
映画のワンシーンのような一枚が撮れる、フォトスポットです。
― 2015年9月誕生 ―(星野リゾートトマム公式サイトより引用)
クラウドプール
クラウドプールに行くにはスカイウェッジをさらに昇るか、灯台デッキから雲の渚に行く途中で分かれ道があるのでそちらから進んでいくとたどり着けそうです。
山道はさすがに足に負担がかかります。怪我している状態であの場所まで歩いてくるのは至難の業。やむなく諦めました。娘をクラウドプールで遊ばせてみたかったのですが、本人もこれ以上、山の上を登りたがらず、断念しました。
地面からの最大の高さ、約8m。
ふわふわと、雲の上にいるような浮遊感を味わえる雲形のハンモック。
子どもも大人も、だれもが夢見た「雲の上に浮かぶ」ような体験を。
― 2017年9月誕生 ― (星野リゾートトマム公式サイトより引用)
本当は旅行の目的の1つでもあったクラウドプール。ここに来ることを楽しみにしていましただけに残念です。でも素晴らしい雲海が見られただけでも良しとします。
もし仮にここまできても、柔らかくて網状の足下では踏ん張れないので、無理して足を余計に悪化させてしまっていたかも。そう考えれば妥当な判断でした。
下山するとまだ麓は曇っていた
およそ1時間程度雲海をテラス等で楽しんだので、この辺で下山します。帰りのゴンドラはさほど待つこと無くすぐに乗ることが出来ました。もしかすると、下山のピーク時間(何時頃かは不明)になると、また待ち時間が長くなるのかもしれないのでご注意を。
ゴンドラに乗ってから雲海の中に入るまでの動画です。(約3分)
到着直前のゴンドラ。ここは雲海の下になるのでまだ曇っています。テラスから見れば雲海ですが、ここからはただのくもりです。
雨でも降りそうな感じに見えますが次第に雲が無くなっていき、いい天気となりました。
さすがにこの時間(7時半)になると行列も無くすぐにゴンドラに乗って上まで行けそうです。日の出の瞬間を意識しなければこの時間にゴンドラに乗っていくのもアリかもと思いました。
クラブメッドに到着です。これから朝食を食べて荷造りをしてチェックアウトの手続きをしなくてはなりません。
まとめ
本日見られた雲海はとても素晴らしい状態でした。スタッフが「今年一番」良い雲海と言っていたのもあながち嘘では無かったのでしょう。個人的にはもう少し眺めていたかったところですが、一緒に来た家族が飽きてしまったようで仕方なく帰りました。こういうとき団体行動していると不利ですね。いつも思うのですが、一人旅でゆっくり景色を堪能してみたいものです。
さてこれからチェックアウト。トマムを後にして帰路につきますがこのあといろいろとハプニングだらけだったので、もう少し北海道編が続きます。