金沢・福井に出張なのに台風19号の影響で北陸新幹線が水没!振替対応して何とか行ってきた。
日本も、自分も・・・
日本は台風の影響を受けやすい国。
そんな国に生まれてきたのだから台風が来ても、あまり気にしない・・・なんてことはない。
通勤にも影響が出るし、やっぱり毎回天気予報はチェックするのは欠かせない。
日常生活で多少の不便があるのは仕方ないにしても、やっぱり旅行などで台風が来るのだけは勘弁して欲しいのが正直なところ。
しかもここ最近は台風に邪魔されてばかり。
去年(2018年)の北海道旅行では帰りの便が欠航になるし、今年の石垣島の旅行でも日程に合わせて台風が上陸してくるしでなぜか自分のイベントの時に合わせて台風がやって来ます。
そして今回も金沢・福井への出張で台風の影響をモロに食らってしまいました。その時のことを振り返ってみます。
北陸新幹線が水没
金沢と福井に出張に行く10日前、やってきた台風19号・アジア名ハギビス。
超大型の台風で、アメリカではスーパー・タイフーンと紹介されていて、ハリケーンの規模を示すカテゴリーでは最大級の「5」としている。もしかしたら存在しないカテゴリーの「6」に相当するという意見もあったりしたようです。
実際に自分が住んでいる地域は、大雨による河川の氾濫もあったが被害は最小限で、我が家も直接的な被害は無く無事でした。
なんとか災難を乗り切ったと思った矢先に飛び込んできたのは、北陸新幹線が水没したというニュース。
今後の運行に見通しが立たず、翌週に控えた金沢・福井への出張で自分たちが乗る新幹線が運行できるかは全くもって不明なまま。
もしかしたら復旧してくれるかもしれないけど、直前まで待ってやっぱりダメでしたでは困ってしまいます。
出張を手配した担当としては迅速に対応をしなければなりません。
遠廻りではありますが
出張を中止にするという選択肢は、ない。
北陸新幹線がダメなら別の方法を探ってみます。
すぐに飛行機で向かうという考えが頭に浮かびましたが、人数分の座席が確保できず断念(後日機材を大型にして増席したらしい)。
となると、ちょっと遠廻りですが東海道新幹線で金沢まで行く方法。
もともと出張は金沢から福井に移動して東京へ帰る予定だったため、行きもこの方法で金沢に向かうのが、現段階ではベストだと判断しました。
ただ、すでに購入済みの北陸新幹線の乗車券と特急券についてはどうなるのでしょう?
JRに事の状況を説明したところ、東海道新幹線に振替えをしてもらいました。
このとき、北陸新幹線利用として購入した乗車券はそのままで、特急券だけを東海道新幹線のものに変更です。
混在した切符で本当に改札を通過させてもらえるのかちょっと・・・いや、かなり不安。
JRのお客様センターや改札を利用する駅に電話しても、その人によって言うことがまちまちでした。JRでも特例での適用だったので混乱していたようです。
そんな感じだったので、東海道新幹線の改札口では有人の窓口で切符を見せて入場しました。有人改札では行列ができていたことから、同じような境遇の人がたくさんいたのだと推測してます。
東京-米原間は東海道新幹線で
出発は上野駅から東京駅に変更です。一緒に出張する人全員に出発駅と集合時刻が変わったことを説明するのに一苦労でした。
車両は9号車のグリーン席。去年の長野・新潟への出張と同じく、ちゃっかりお偉方たちと同じ席に乗せてもらえてます。
ただ、ちょっとシートは古い感じもしました。
東海道新幹線では途中で富士山が見えます。この先の新富士駅辺りでは、もっと真っ正面から見える瞬間があるので見逃さないようにしましょう。富士山が見るのであれば下り線では右側、上り線では左側のシートでよく見えます。
こちらは帰りの米原駅での様子。改めて見ると、新幹線ってものすごい長いですね。
現行のN700「A」の新幹線も、来年の東京2020オリンピックに合わせて、新型となるN700「S」を導入するらしいですね。
米原-金沢間は特急しらさぎを利用
米原駅で下車した後は特急しらさぎに乗り換えです。1日目は米原~金沢、2日目は金沢~福井、3日目は福井~米原と計3回利用しました。
2日目の特急しらさぎはこちら。1日目とやや姿が違うようです。金沢-福井間での利用。
3日目は前日までとは異なる趣。
最後列の席だったので改めて写真を撮ろうとしたら、前方と後方で車両が違っていました。
あまり鉄道のことはよく分らないのですが、こんなこともあるんですね。知らなかった。
特急しらさぎでもグリーン車に乗せてもらいました。グリーン車は1-2列なのが特徴的でした。
一人席で気ままに旅行気分を味わうのもまたよさそうです。
乗車券を振替えしてもらっての感想
北陸新幹線の乗車券に東海道新幹線の特急券。この組み合わせで本当に乗れるのかどうか、電話で問い合わせしても自動改札に入れても大丈夫と言われたり、エラーになるから有人改札で説明してくれと言われたりで不安でした。さすがに自動改札に入れる度胸はありませんでしたので、有人改札を利用しましたが、提示すればすぐに通してもらえました。
地球温暖化の影響なのか、大型の台風が日本に上陸することもそう珍しいことでは無いのかもしれません。来年以降もこういった自然災害による交通網の遮断が起こるかもしれないので、振り替えも含めていい経験となりました。
けど、台風によるハプニングはこうこりごりですが。
おまけ①:金沢駅は世界で最も美しい駅の1つ
“おもてなし”の心から生まれた金沢の新名所
金沢駅の兼六園口にあるもてなしドーム。金沢は雨や雪が多いため『駅を降りた人に傘を差し出すおもてなしの心』をコンセプトに誕生。金沢を訪れた人を幾何学模様のガラスの天井がやさしく迎えてくれます。フォトスポットとして人気なのが荘厳な印象の鼓門(つづみもん)。金沢の伝統芸能である能楽で使われる鼓をイメージしています。高さが13.7mもある2本の太い柱に支えられた門構えは圧巻です。金沢を訪れた多くの観光客がまずここで記念写真を撮影しています。金沢駅は世界で最も美しい駅14駅の1つに選出されています。(金沢市観光公式サイトより引用)
公式サイトでも紹介していた鼓門(つづみもん)。かなり巨大な建造物ですが、なかなか凝った造りになっていて金沢の文化を感じられます。
また、手前にある松の木がさらに金沢らしさを表しているように思えます。
金沢駅正面のもてなしドーム内。後から気付きましたが、両端にあるエスカレーターは上下移動と水平移動が組み合わさった珍しいタイプのものだったんですね。ちょっと試しておけば良かった・・・
夜になってライトアップされたドームを見上げてみました。天井はガラスとアルミ合金からなっているようです。
使用した強化ガラスは3,019枚、アルミフレームは6,000本!
金沢は年間を通して雨や雪が多い地域なので、濡れずに移動できるようにという心意気が感じられます。
おまけ②:福井駅はもう少し元気が欲しいところ
福井を代表する福井駅。その大きさは金沢駅に負けず劣らずといったところですが、平日の昼間の時間帯ということもあってか、人も少なくやや寂しい感じがしました。
北陸新幹線が福井駅まで延伸すればもう少し賑やかさも増してくるのかもしれませんね。ガンバレ福井!
駅前の商店街の道路には路面電車が走っていました。
おわりに
最近は台風に縁があって、運がない私。
せっかくグリーン車に乗って出張に行けてるはずなのに、心の余裕は全く無く電車に乗っているだけでなんだか疲れてしまいました。
仕事自体は無事に終えることができたので、それだけでは良かったかも。
次回のイベントの際は台風と無関係でいたいものです。