立山黒部アルペンルートに挑む① 扇沢から関電トンネルを抜けて黒部ダムへ
標高が高い場所なので天気は読みづらい
2泊3日の信州旅行の最終日、立山黒部アルペンルートに行ってきました。
この前日にも挑戦してみましたが、雪のため急遽目的地を上高地に変更したのに、結局そちらも雪だったというオチ。
もし、今日も天候が良くなかったらどうしようか、ビビりながら向かってます。
(ちなみに昨日も天気が晴れであることを確認して行ったら扇沢も上高地もみごとに雪でした。)
障害者用の駐車場へ
駐車場へは誘導員の指示に従って案内されます。
すでにバス乗り場付近の駐車場が満車のためか、少し離れた駐車場に案内されましたが障害者用の駐車場を確認すると、バス乗り場にいる誘導員の所まで行くようと指示されました。
扇沢には障害者用として4台分確保してますが、車いすを利用している人を優先しているため、この先の駐車場に停めるように指示がありました。
一度バス乗り場で家族を降ろした後に1人で駐車場の場所まで行き、また歩いて乗り場まで向かう。
長野県側の玄関口となる扇沢。
前日の雪は、べた雪っぽかったので影響はほとんど無く、積雪も無し。
晴れてて良かったけど、もっと山の上はどうなんだろうか。
山の上はまだ雪が残ってます。
障害者に配慮した案内が徹底されています。
運賃は扇沢から室堂まで往復9,470円。
ただし、障害者割引があるため、本人とその付き添い人(ひとり)が半額となりました。
子どもを含めた3人分をカードで支払います。
今回は、障害者として別ルートを案内していただいたのでお言葉に甘えさせていただいてます。
この場合、乗車時間の20分前に所定の場所に集合し、誘導員の先導のもと通常の乗り口とは違う場所からバス乗り場まで案内していただきました。
バスには一般の乗車よりも少し前に案内してもらえるため、慌てずに乗らせてもらえる配慮をしていただいてます。
ご一緒した車いす利用のご家族は、バスに乗る際のお手伝いもしてくれてました。
黒部湖・黒部ダムに到着した際にも、一般の方から先に降りてもらい、後から降車します。
これなら、バスの運行や人の流れを乱すことなく、誰もが気持ちよく利用できるようになっていていいですね。
そのため、一番後ろのバスへ乗車します。
その後、一般の方が乗ってきて出発。
ちなみにこのバスは電気自動車になっていて、環境に優しい乗り物です。
黒部ダムから扇沢に帰るときは、また一般の方とは違うルートでの案内となります。
従業員専用通路みたいな場所を通って行きますので他の人は通れないようになっています。
少し坂道になっているので車いすの人は少し慎重に進む方が良いかも。
扇沢-黒部ダム間のトンネル内
黒部ダムへまでは関電トンネルを通っておよそ16分ほどで到着。
行程のほとんどがトンネルの中なので、外の景色を楽しむことはできません。
そのかわり、バス車内のモニターでトンネルができるまでの歴史などを放映しているので、それを見て勉強するのも良いかと。
また、トンネル内はバス一台がギリギリ通れるくらいの幅しかないので圧迫感はそれなりにあります。
トンネルを通過するだけの時間とは思わずに、狭い道を走行する圧迫感の中でハンドル操作を間違えれば事故にも繋がりそうなスリリングなドライブを味わうものと思えれば楽しいかも。
先頭のバスのフロントガラスから前方が見える場所を確保できれば非日常的な景色をみることができるかも。
トンネルは一方通行となっていますが、途中ですれ違いができるように幅が拡張されている箇所があります。
この場所で対向車とタイミングを見計らってすれ違うようです。
どうやら扇沢方面行きのバスが優先して進むようで、黒部ダム方面行きのバスが停車して待っていました。
タイミングを間違えちゃったことってあるのかな?
黒部ダム到着
関電トンネルを抜けると黒部ダムに到着。
残念ながら、このときは黒部ダムが最終目的地では無いため、あまりゆっくりと見学することができずダムの上を渡っていくだけでした。
ダムの上は歩くことができるようになっていて、向こう側まで渡って行けます。
道幅もそれなりにあるので、不安な人は真ん中を渡れば安心(?)です。
えん堤の高さ186mは日本一を誇り、長さ492mと左右のウイングが特徴の黒部ダム。
東は後立山、西は立山連峰に囲まれ、北アルプスの豊かな大自然に抱かれて、ゆっくりと流れる時間の中で新鮮な空気を胸一杯に吸い込むと心身共にリフレッシュできます。(黒部ダム公式サイトより引用)
黒部湖の様子。
湖は透明のエメラルドグリーンというよりは、乳白色に緑色を混ぜたような色合い。
逆側がダムの水を方する側のもの。
5月のこの時期はまだ放水はしていないため、迫力あるシーンはまた次の機会に。
放水は6月下旬から10月中旬にかけて行われているようです。
展望台や観覧ステージに行けば迫力ある放水を見ることができますが今回はパス。
ダムで放水すればきっと川となって流れていくであろう川道には水がほとんどない。
放水しなければ結果としてそうなるのはわかるけど、少しずつでも水を流して川にして維持しているものと思っていたので意外でした。
ケーブルカー乗り場となる黒部湖駅側からのもの。
中央にあるのが黒部ダムレストハウス。
左側にあるのがダム展望台。
関電トンネルは、この山の中をくり抜いてできたのですね、すごいです。
記念に埋蔵金ソフトクリームを!
黒部ダムレストハウスにある売店でソフトクリームや軽食が買えるので、休憩がてら利用してみました。
幻の埋蔵金ソフトクリーム1,000円(プレミアムは金箔2枚付で1,500円)。
ゴージャス感はありますが、金箔そのものに味はなく、栄養があるわけでもないので気分そのものを味わうだけ。
黒部ダムに来た記念に買ってみたけど、これに1,000円を払うかどうかの価値基準は人それぞれ。
1つだけ買って自分はほんの一口だけ、あとは娘の胃袋に入っていきました。
金箔が口にまとわりついてソフトクリームの食感を邪魔することなく食べられます。
それだけ金箔が薄いということなんでしょうけど。
つづく
ゆっくり見て廻れば1日かけて観光できるスポットがたくさんある黒部ダム。
ダムを展望台から見たり、黒部湖を船で遊覧したりするのもいいかも。
今回は、さらにその先を目指しているため単なる通過点としての観光だったので、次に来るときは放水しているシーズンに来るのもいいかな。
次は室堂までの道のりをご紹介していきます。