SFC修行するなら知っておきたい3つの基本
基本その1 目指すはプレミアムメンバー
ANAでは上級会員として下記のような種類があります。(ミリオンマイラープログラムを除く)
- ブロンズサービスメンバー(30,000プレミアムポイント獲得)
- プラチナサービスメンバー(50,000プレミアムポイント獲得)
- ダイヤモンダサービスメンバー(100,000プレミアムポイント獲得)
- スーパーフライヤーズ会員(以下SFC会員)
これらのメンバーになるためには、実際に何回も飛行機に搭乗してようやくそのメンバー資格を獲得できます。それ以外の方法はありません。
資格条件をクリアすると、翌年の4月に正式にプレミアムメンバーの仲間入り。それまでは事前サービス期間として同程度のサービスが受けられるので、最長で2年間程度だけの期間限定で資格を維持できます。
期間限定なら、わざわざ修行をしてまで目指そうとする人は、よほど飛行機好きじゃないとできません。
また、ANAの修行をするにあたって、どこをゴールとするのかはその人によって多少異なってきます。
プレミアムメンバーとしての資格を維持するため、条件を毎年のようにクリアしていくのはとても厳しいものがあります。メンバー期間中は特別客扱いしてくれても、期間が過ぎればただの一般客ですし。
では、なぜプレミアムメンバーを目指そうとする人がいるのでしょうか?それは、SFC会員という、プレミアムメンバー並みの待遇をずっと維持できるシステムがあるからなのです。
私が目指すのもこのSFC会員なのですが、会員となるには一旦プレミアムメンバーに仲間入りした後に、ANAのクレジットカードを所有することが条件となります。
クレジットカードの年会費はかかってきますが、カードを所有している間はずっとプレミアムメンバーとしてサービスを受けることが出来ます。ちなみに、SFC会員はプラチナサービスメンバーと同程度の待遇となります(SFC≦プラチナ)。
ただし、SFC会員はプラチナメンバーやダイヤモンダメンバーになって、初めて会員となる資格を得ることができます。ブロンズメンバーでは資格を得られません。
基本その2 プレミアムポイントを貯める
SFC会員となるため、まずはプラチナメンバーを目指します。そのプラチナメンバーには50,000プレミアムポイントの獲得が条件となります。
ただし、ポイントのうち半分の25,000まではANA便を利用した分のポイントとなります。もう半分はANA便利用で獲得したものでもいいですし、スターアライアンスの加盟航空会社の便を利用したものでもいいようです。
それと、プレミアムメンバーのもう一つのステータスとして、スターアライアンスの上級会員資格も獲得できます。ブロンズメンバーになるだけでは、スターアライアンスとしてのシルバー会員ですが、プラチナメンバー以上となるとゴールド会員になれるのです。
これなら、世界各地の空港にあるスターアライアンス系列のラウンジも利用可能です。SFC修行をするうえで、これはかなり魅力的です。
基本その3 沖縄へのフライトが効率的
プラチナメンバーになるためには、実際に飛行機に搭乗して初めて獲得できるプレミアムポイントが一定数に達しないと認められません。
プレミアムポイントは、お客様が1年間にご利用いただいたANAグループ運航便や、スターアライアンス加盟航空会社ご搭乗分について、マイルとは別に積算されるポイントです。毎年1月~12月に獲得されたプレミアムポイント数に応じて、翌年度のプレミアムメンバーのステイタスが決まり、ステイタスごとのサービスをご利用いただけます。(引用:ANA公式サイト)
しかも、このプレミアムポイントはいわゆる無料航空券とかに利用できるマイルとは違い、計算方法もマイルとは違います。
どのような計算となるのか、これから私の主戦場となる羽田⇔那覇間を例にしてみます。
まずは飛行機に搭乗することでどのくらいのプレミアムポイントが獲得できるのかシュミレーションしてみます。(※2017年9月現在)
旅割・エコノミークラスの場合
- 搭乗日:今回は仮定の日になっています。
- 区間:東京(羽田)から沖縄(那覇)
※東京は羽田でも成田でも同じ。また、出発と到着を逆にしても条件は同じになります。 - 利用カード種別:種別によって獲得マイルは変わりますが、どのカードでもプレミアムポイントには影響なし。
- ANAプレミアムメンバーステイタス:なし
- 利用運賃:旅割等の運賃でエコノミークラス利用の場合は、「運賃7」になります。
結果は・・・
左側の青い枠はマイルの加算、そして右側がプレミアムメンバーになるために必要なプレミアムポイント加算です。
将来的には無料航空券等で利用できる左側のマイル加算も大切ですが、今はプレミアムポイントの方が重要。
羽田(成田)・那覇間をエコノミークラスで行った場合、プレミアムポイントは片道1,476ポイント。
つまり、プラチナメンバーに必要な50,000に到達するには、およそ17往復する必要があります。
旅割・プレミアムエコノミークラスの場合
今度は条件を変えて、利用運賃を旅割28のプレミアムエコノミークラスが該当する「運賃2」にして計算してみます。
この条件でのプレミアムポイントはこちらになります。
プレミアムポイントは2,860ポイントとなり、エコノミークラスよりも約2倍違います。このポイントであれば、9往復で達成できます。
ちなみに今回の計算では、利用カード種別をANAカードゴールドにしてみました。座席シートと所有カードの差が両方あっての計算比較になりますが、違いも大きいですね。
エコノミークラスとプレミアムエコノミークラスの料金差
これは、繁忙期、シーズン、曜日、時間帯で大きく変わってくるので単純な比較は出来ませんが、エコノミークラスの最安値が9,000円程度、プレミアムエコノミークラスの最安値が25,000円程度となっています(2017年4月現在)。
仮にエコノミークラスの最安値9,000円で予約できたとすると、9,000円×17往復=306,000円でプラチナ達成可能です。
プレミアムエコノミークラスの最安値25,000円で予約できたとすると、25,000×9往復=450,000円でプラチナ達成可能です。
金額で見れば、エコノミークラスがいいのですが、時間帯が悪かったり割当便が少なかったりします。
一方、プレミアムエコノミークラスの旅割28は比較的安定していて、繁忙期等の条件がなければ、エコノミークラスに比べると料金差はあまりなく、安定しているようです。
はたしてどちらで行くべきかは悩みどころですが、修行に割ける時間の無いため短期間決戦のプレミアムエコノミークラスで勝負していきたいと思います。
まとめ
他のフライトでのプレミアムポイントを計算しても、やはり一番効率が良さそうなのが羽田⇔那覇でした。それならば、その区間に集中して短期間のうちに達成することを目指します。
本来なら修行とはいえ、せっかく飛行機に乗って沖縄に行くのだから観光したり、宿泊して楽しみたいところですが、家族を家において自分だけフラフラするわけにはいきません。普段は、仕事ばかりではなく、家事育児をこなしています。極力ライフスタイルを崩すことなく修行をしていくよう頑張ります。
それに、夏休みともなればシーズン真っ盛りになるので、料金が上がる前に修行を終えたいところ。
SFC会員になったら家族で飛行機乗って遊びに行けるようにしたいです!
頑張って修行するぞ!