SPGゴールド会員がシェラトン・クラブルームを予約してもアップグレードしてもらえるのか・・・
世界最大のホテルグループに
2016年にマリオットグループがスターウッドホテルの買収が正式に決まり、世界最大のホテルグループが誕生しています。
そして、2018年8月、それぞれのプログラムを統合し、マリオットの新プログラムとして新しく生まれ変わりました。新しいプログラムに移行する際、SPGアメックスカード所有者は資格がゴールド会員からプラチナエリート会員になるのではないかと噂されていましたが、蓋を開けてみればゴールドエリート会員のままでした。中には期間限定でプラチナエリート会員になった人もいたようですが、自分は残念ながらその対象者にはならなかったようです。
新しいプログラムでは、ゴールドエリート会員の場合、レイトチェックアウトが午後4時から午後2時になるなど、制度的には改悪されてしまいました。それ以外にも細かい制度見直しがあり、資格はゴールドエリートのままでもランクが下がったような気がします。
そんな中、再び東京ディズニーランド&シェラトングランドトーキョーベイホテルを訪れる機会がありました。
過去3回シェラトングランドトーキョーベイホテルに宿泊したうち、2回お部屋のアップグレードをしてもらえました。
しかし、今回は新プログラム統合後の初めての宿泊で、どこまでアップグレードしてもらえるのか心配です。SPG会員のステータスがゴールドエリートの場合に、ホテル側としてアップグレードの考え方は以前と変わらないのか、新プログラム統合後で変わっているのかは、宿泊者にはそれが分かりません。
そこで、今回は予約の段階でクラブルームを選択します。スタンダートルームよりも6,000円ほど、グランデルームよりも3,000円ほど割高なのですが、クラブ特典はそれだけの価値があるかなと思っています。
理由は、軽めの夕食・朝食やイブニングカクテル、それにお風呂等が利用できることを考えれば、2,000円/大人くらいの追加であれば充分元が取れます。グランデルーム料金で計算すれば1,000円/大人の追加でクラブルームを選択できます。
それならば、クラブルーム(もしくはクラブ特典の追加)へのアップグレードを期待しても、その希望が叶わないというリスクを考慮して、最初からクラブルームにすることに決めました(実際に、当日のクラブルームの空き部屋はサイトアプリで確認できましたが、ラウンジの混み具合を考えると、さらに混雑を増長させないためにもクラブルームへのアップグレードはされなかったような気がします)。
そのうえで、クラブルームからさらに「より良いお部屋へのアップグレード」を期待することにします。
クラブルーム宿泊者はクラブラウンジからでもチェックインできます
まずはチェックイン。ロビーにあるカウンターはちょうどチェックインする時間帯に入っていたので行列が出来ています。いつものSPG専用カウンターもほんの少し並んでいました。
1階ロビーでチェックイン待ちするなら、クラブラウンジでチェックインしたほうが良さそう。ラウンジなら先客がいて待たされても家族はお茶でも飲みながら待っていられるためクラブラウンジへ向かいます。
クラブルームからのアップグレードはあるか?
ラウンジに行くとすぐにチェックイン手続きが出来ました。やっぱりこちらで正解。
チェックイン用紙に記入していると、スタッフからお部屋のご案内がありました。案内されたのはクラブルーム1291号室とのこと。
ここでアップグレードはないのか聞いてみました。すると、
部屋のアップグレードはないが、他の部屋よりも若干広めのスペースがあるお部屋をご用意したとのことでした。
「広いスペースのある」という言葉を聞いたため、食い下がることなく了解しましたが、若干・・・とはどれくらいなのでしょうか?
もしかしたら、コーナールームのことでは?SPGのアプリを見ても空きはありそうです。
12階フロアの様子
シェラトングランドトーキョーベイホテルの11階と12階はクラブ特典が付いたクラブルーム専用のフロアになります。
エレベータ前は他のフロアよりもやや高級感が漂っています。
12階フロアの赤っぽいカーペットになっていて、他のフロアとは違いがあります。
12階の部屋からクラブラウンジへ行くときはここを通ります。突き当たりの左側にドアがあってラウンジとつながっていますが、常にカギが閉まっていて入れません。
ラウンジへ行く場合は両側にある扉を通り左側にある通路でぐるりと回り込むと入口まで行けます。
12階の案内図。向かって上がディズニー側で、右側はクラブルーム。左側は結婚式等で使われる宴会場があります。
ゴールドに輝くこの階段、とても煌びやかです。階段を見ている人はいましたが、使っている人はいませんでした。エレベータがあるので、そちらを使っちゃいますよね。
1291号室のご紹介
チェックイン時間の午後3時となり、いざ1291号室に入ります。
中に入ってみると、部屋自体は確かに「若干」広いような気がします。
こちらが公式サイトで使用されているクラブルームの部屋。コレを見ると泊る部屋の方が50㎝くらい余裕がありようです。
窓側からみた部屋。もちろんコーナールームではありませんでした。
ベッド側からの眺め。ソファー椅子はやや窮屈そうに置かれていますが、オットマンもあってよく座らせていただきました。
冷蔵庫はカラの状態。この部屋に宿泊する人はクラブラウンジを利用できるため、冷蔵庫の利用頻度はあまり高くないのかもしれません。
冷蔵庫の上にはサービス用のミネラルウォーターやティーバッグが置いてありました。冷蔵庫に入れて冷やしておきます。
クローゼットにはガウンが掛けてあります。お風呂は大浴場の「舞湯」を利用するのでガウンを使ったことがありません。
いつもは使用頻度の少ない電話機ですが、今回は荷物が部屋に届くのが遅かったのと、夕食のラウンジ利用で順番待ちの電話で利用をしました。
バスルームは11階のクラブルームのようにトイレとバスがセパレートしておらず、一体型です。とはいえ、スペースとしては広めに確保しているようです。
部屋の窓からの景色はディズニーシーがより近くに見えます。
おわりに
今回のシェラトンホテルの宿泊でのアップグレードはどう判断して良いのか・・・
一応ゴールドエリート会員のアップグレード基準は下記のようになっています。
より望ましい客室へのアップグレード
客室アップグレードのリクエストには最善の努力で対応いたしますが、チェックイン時の空室状況によりご希望に添えない場合もあることをご了承ください。客室アップグレードは、会員ご本人様のお部屋に限り可能で、各ホテルの空室状況に基づいて対応いたします。詳細は規約をご覧ください。(マリオット公式サイトより引用)
確かに公式サイトに掲載されている写真よりも若干広いので、ホテル側からの配慮も感じられるのですが、果たして基準にある「最善の努力」をしていただけたのかはちょっと微妙です。
クラブコーナールームに空きがあるならアップグレードして欲しいところですが、何か理由があったのかもしれません。
いずれにしても今回は「私が勝手に想像しているほどの」アップグレードは無かったという結論でした。
もしかすると、クラブルームからさらにその上のアップグレードは難しいのかもしれませんね。もっともたった1回で結論づけてはいけませんが。
今回の経験を踏まえ、また次回泊るときは別のアプローチをしていこうかと考え中です。