成田空港の駐車場なら障害者割引あり。事前精算機での割り引き方法はこちら
空港までの移動手段は?
平成も最後となる2019年4月、シンガポール旅行に行きました。義母を含めた家族4人での旅行です。
航空会社はいつものANA。そして利用するのは久しぶりの成田空港。
空港までは、電車かバスか車のいずれかを利用して向かうことになります。
我が家の場合、電車なら、駅まで徒歩(またはタクシー)で行き、2回ほどの乗り換えが必要となり、バスだと成田空港行きが出ている駅まで向かい、そこから乗り合いのバスに乗ることになります。
これだと、電車やバスだと成田空港まで行くのにちょっと大変。
ということで車での移動が一番早く移動できると判断しました。道路渋滞も考慮して可能な限り早めに出発します。
成田空港周辺で車を停めるなら
成田空港の周辺には駐車場が多く存在します。ネットで検索すれば民間の駐車場がたくさん出てくるので、どの駐車場にするか選べます。
空港から距離があるような駐車場なら比較的安かったりしますし、屋根付きの駐車場を希望すればそれなりに高くなったりと料金もまちまち。またゴールデンウィークや夏休みなど、旅行シーズンともなれば料金も連動して高くなったりするので、その中から条件等を比較しながら決められます。
ただ、やっぱり成田空港併設の駐車場が一番利用しやすいのではないでしょうか。
なんと言っても、民間の駐車場にはあまりない障害者割引が利用できるのもオススメのポイントです。
成田空港の駐車場はP-1~5(4は無し)まであり、利用するターミナル付近の駐車場に停めるのが便利。どのターミナルを利用するのか、あらかじめ知っておく必要があります。ちなみにANAはターミナル1を利用するため、P-1かP-5に停めるのが便利です。
また、P-3とP-5は駐車場自体が小さいので常に混雑していますが、この2つの駐車場は事前の予約ができます。満車で車が停められないという事態を避けたいのであれば予約しておくのもいいでしょう。ただし、別途予約サービス料が必要です。
我が家も予約しようとしましたが、途中の日程で予約受付が満車となっていたため利用できませんでした。でも他の駐車場は空いていたので結果的には予約しなくても大丈夫でした。シーズンのピークでなければ予約しなくても駐車場には停められるのかもしれません。
駐車場料金はどのくらい?
P-1・2とP-3・5で駐車料金が若干異なり、ターミナルから少し遠い分P-3・5が少し安くなっています。このことも常に混雑している理由の1つなのかも。詳しくは成田空港サイトで要確認を。
今回利用したP-1の通常の料金はこんな感じ。駐車場の利用が数時間単位ならこちらの表で充分確認できます。
旅行なら数日単位で停めることになるので、その場合は利用時間を細かく設定して料金を確認できる料金シュミレーターがあるのでそちらを利用しても良いでしょう。障害者割引や各種サービスも自動で計算してくれるのである程度の金額が把握できてとても便利です(ただし割引適用除外日は反映されません)。
障害者割引の適用方法
それでは、実際に障害者割引をどのようにするかご説明していきます。
今回はターミナル1の近くにあるP-1駐車場を利用したのでこちらを例にします。
ゲートでは普通に駐車券を受け取ります。このときは障害者割引等の手続きは特になく、一般と同じように駐車券を取って進みます。
旅行中に紛失しないように、また他の物と一緒にしてどこにしまったか忘れないようにしましょう!(我が家はどこに保管したか忘れて慌てました)
ゲートを入ると、係員に誘導されるがままに進んで行ってしまいました。P1には立体駐車場があったので本当はそっちに停めたかったのですが・・・
障害者マークを付けていましたが、係員はあまり気にすることなく誘導されました。声をかけて障害者であることを伝えたところ、障害者専用スペースは全部埋まっていたようで、そのかわり通路から一番近い場所(三角コーンで停められないようにしていたスペース)を解放してくれました。
通路は屋根が付いているのでとてもありがたいです。ちなみに障害者マークのある駐車スペースは空港のターミナルに一番近くにあって、かつ、屋根も付いていました。
無事に駐車場に車を止められたのでこれから旅行に行ってきます。
旅行から帰ってきてから
旅行から戻ってきてから再び駐車場に向かいます。
駐車場内には事前精算機が数カ所あります。
障害者割引を事前精算機で利用してみます。
障害者割引をしてもらうには、インターホンで係員と話して割引の遠隔操作をしてもらう必要があります。精算機のインターホン横にわかりやすく順番に書いてありますのでそれに従います。
①インターホンを押して係員を呼び出します(インターホン越しに通話するだけ。係員はこの場所には来ません)。
②係員が応答したら障害者割引を伝えてインターホンのカメラに向けて障害者手帳を提示します。この際、代理で行いましたが、手帳所持者である本人もカメラに写るように指示がありました。
③係員から駐車券を挿入するように言われます。
④まずは障害者割引前の金額が表示されます。ここで係員から「まだ精算しないように!」と言われましたのでそのまま待ちます。しばらくすると、割引後の金額が表示されるのでそれを確認してから精算します。現金だけでなく、クレジットカードや電子マネーにも対応していて助かりました。財布の中は千円と1ドルだけだったので・・・
これで完了です。精算後は30分未満のタイムサービスがあるようなので、それまでに出口に向かいます。
後は車に乗って駐車場を出るだけ。事前に精算を済ませていればゲートが勝手に開いてくれます。
また、P-1駐車場の場合は出口にも有人の料金所があるのでそちらでも障害者割引をしてくれるのかもしれません。(※P-3駐車場、P-5駐車場には有人の料金所がないので、P-3駐車場の場合は、出庫される前に第1駐車場管理事務所にご連絡して職員を待ち、P-5駐車場では出口精算機のインターフォンでの操作となるようです。)
ただ、確認をしたわけでは無く、深夜でも人がいるのか不明なため、出口ゲートであたふたして後続車に迷惑をかけてしまうのも申し訳ないので、やはり事前の精算をしておいたほうが良さそうです。
まとめ
成田空港施設の駐車場なら障害者割引が利用できるので、とてもリーズナブルな料金で利用できます。
それでも、もしかすると電車やバスのほうが金額的には安いときもあるのかもしれません。
ただ、公共交通機関を利用するとなると、まずは駅やバス停まで向かうことになり、重たいスーツケースを持ちながら家族を引率していくこととなり、それだけでも重労働。
一方で、車で向かえば自宅の玄関から空港までスーツケースも家族もまとめて乗せていくことができます。
高速道路代金と駐車場代金(いずれも障害者割引後)とガソリン代はかかりますが、総合的にメリットの方が上回るため空港の駐車場を利用しました。
多少割高になってもお金には換えられない苦労や労力があったりしますよね。
それを考えると障害者手帳を所持しているのであれば、空港の駐車場を利用する選択肢もありだと思います。
ただし、道路渋滞や駐車場が満車になっていることも考慮する必要はありますので時間には余裕をもって出発してください。