’19 インターコンチネンタル・シンガポール宿泊記① 最高級ホテルだけにプラチナエリートでもただの人?
宿泊はインターコンチネンタルホテル
2019年4月、5泊7日の日程で訪れたシンガポール旅行。
今回の滞在でお世話になったのは、IHGのインターコンチネンタル・シンガポール。
ショッピングモール「ブギスジャンクション」と直結していることもあって、何かと便利なホテルでした。
IHGとは
IHGとは、InterContinental Hotels Group PLC(インターコンチネンタル ホテルズ グループ)です。ホテル事業・ブランドとしての長い歴史を背景に、2003年独立企業として設立されました。
IHGはインターコンチネンタルを筆頭に複数のホテルブランドを展開しており、日本でもお馴染みのクラウンプラザやホリデイインがこのグループに属しています。
いつもディズニーランドに行くときに利用しているシェラトングランドトーキョーベイホテルは、SPG・マリオット系列とはまた別のグループ企業になります。
プラチナステータスを持ってます
IHGはANAとも提携しているので、ANAとしての上級(元プラチナ、現SFC)会員であったことで、ステータスマッチみたいな形でIHGのプラチナメンバーとして招待をいただき、入会・登録して今年(2019年)末までプラチナメンバーの資格を付与されています。あまりIHGのホテルを利用したことはありませんでしたが、何の条件も無しでプラチナメンバーにしてくれるというのであれば断る理由はありません。
ホテルの場所
ホテルの場所は人気のマリーナ周辺からは少し離れた場所にあります。マリーナ周辺(マーライオン)までは1.5キロほどの距離。歩いて行くと20~30分くらいの距離です。
距離としてはたいして無さそうに感じますが、実際は知らない道をガイドブック片手に、日本の夏と同じ気温・湿度の中、子どもを連れて歩くとそれなりに疲れます。汗びっしょりになりました。
マリーナからは離れていても、ブギスのショッピングモールが併設されているので、食事場所に困ることは全くなく、ブギス駅にも直結していているので雨が降っても濡れずに駅までたどり着けます。
旅行中は、いろんな観光場所に訪れると思いますので、駅に直結しているのは便利ですね。それにマリーナ地区にあるホテルを探すとそれなりに料金設定も高くなりがちなので、マリーナ地区も観光場所の1つとして1~2回行ければ良いのであれば、その都度タクシーを利用して行った方が安上がりです。
外観
ホテルのエントランス。タクシーを利用する場合はここから出入りします。左側がロビーとなります。
同じ立ち位置から右側を見たところ。滞在中こちらに行くことはありませんでした。らせん階段の先に何があるのか見ておけば良かったかも。
ロビー
中のロビーはこんな感じ。キレイで清潔感はありますが、広さや開放感はあまりありません。
奥に進むとチェックインカウンターがあります。
ロビーにはいくつか座る場所がありますが、家族連れだと3~4組くらいしか座れません。場所がやや少ないかなという印象です。
チェックイン
空港でSIMカードの購入・交換に手間取り、チェックインの予定が大幅に遅れ午前3時前になってしまいました。
一応、シンガポールに到着するのが深夜になることはホテル側に伝えてあったので、到着した時にもチェックインカウンターにはスタッフがいてくれました。
さっそくチェックインをします。ひととおりの説明を受けますが、まぁ英語での説明なので当然あまりよく分からず。
なんとか聞き取れたのはエキストラベッドを追加すること、無料インターネット接続できること、ウェルカムドリンクとポイント追加のどっちにするか、チェックアウト時間は午後2時であることでした。
自分の中での最大の関心事は、「無料客室アップグレード」。何も触れてこないまま、お部屋でどうぞ的な流れだったので、こちらから確認してみました。
「私、プラチナメンバーです。アップグレードは?(単語を並べただけの英語で)」
その答えは満室(Fully Booked)とのこと。本当か?ちょっと怪しいが確認のしようがないし、英語も分からないので引き下がりました。
今考えれば、部屋はそのままでクラブラウンジへのアクセス権を付けてもらえるよう交渉すれば良かったのですが、疲れて眠たそうにしている家族を早く部屋に連れて行かないと、という思いから諦めました。
プラチナメンバーだとしてもアップグレードには厳しいのかも?
ロビーラウンジ
エントランスから入ってUの字に進んでいくと、ロビーラウンジがあります。ここのアフタヌーンティーはガイドブックにも掲載されることがあって有名なようです。
落ち着いた雰囲気があって優雅な気分になれそう。
上から見たロビーラウンジ。テーブル同士の間隔が広くてプライベート感は保たれそうです。
アフタヌーンティーで有名なロビーラウンジではありますが、どちらかというと夕方以降のカクテルタイムの方が賑わっていたような感じがします。
通路から見ただけなのですが、照明も落としてあってなんとなく落ち着いてゆっくり飲む場所というように見えました。とても良さそうな雰囲気だったので、自分もカクテルの一杯くらいここでゆっくりと飲んでみたかった。
ASH&ELM
朝食の場所はロビーラウンジの向かい側にあるASH&ELM。はじめのうちは一度くらい利用しようと考えていましたが、結局利用しないままチェックアウトしてしまいました。アフタヌーンティーもそうですが、自分以外の家族3人は女性で料金に見合うだけの量をほぼ食べない少食の人たちばかり。雰囲気だけでも味わいたいという気持ちと、フードコートでいいんじゃない?という気持ちと葛藤しながら後者が勝ってしまいました。
レストランが一杯の時はロビーラウンジの横にあるテーブルも利用しているみたいでした。レストランとラウンジの共用テーブルみたいな感じでしょうか。
その他
2階に上がる階段。
チェックインカウンターのあるちょうど真上にあたる場所。訪れた時間が朝の7時過ぎだったためか誰もいません。
夜のインターコンチ
夜のインターコンチネンタル。
タクシーを待つ人がいると、ホテルの入口にある「TAXI」の看板が光って呼び寄せるシステムのようです。
どこかにそのボタンがあるのでしょう。
インターコンチネンタルシンガポールとの表記はありますが、ここからホテルには直接入れる場所はありません。ホテルとショッピングモールが一体となっているからなのでしょうが、慣れないと分かりづらいかも。
つづく
当初はシンガポール旅行を計画するにあたり、マリーナベイ周辺やセントーサ島のホテルも候補としては入れていましたが、やはり人気がある地域だけに金額もやや高めでした。その点、インターコンチネンタルシンガポールは高級ホテルの分類に入る割には、料金設定も比較的リーズナブルであったことが理由の1つです。何よりプラチナステータスということも考慮してこのホテルに決めました。
それだけに、今回の宿泊でプラチナメンバーとしての待遇はそんなに実感できるものではなかったのはちょっと残念だったというのが正直な感想です。インターコンチネンタルホテルは、グループとしての会員(リワーズクラブ)登録の他に、独自の会員(アンバサダー)資格もあったりと別枠でのステータスを持っていなかったこともあったかなと思います。英語が話せないので交渉がなかなかできないですし、ましてや一度も利用したこともないので、その辺の事情もあったのかも。
ただ、さすがインターコンチネンタルホテルです。今回紹介したのは、ホテル施設の共用スペース部分である1階から3階までですが、高級ホテルとしてのたたずまいは随所に感じ取ることができました。
レストラン等を使わなかったことはちょっぴり残念ではありますが、いつかクラブのアクセス権等を使って利用できるようになりたいです。
次回は宿泊したお部屋と宿泊者専用のプールを紹介していきます。