’19 シンガポール 空いた時間を利用してアラブ・ストリート付近を散策。意外に・・・
ようやく雨も落ち着き
シンガポール到着翌日からいきなり大雨になってしまい、急遽予定を変更してチャンギ空港のとなりに新しく併設された「ジュエル」に行って来ました。
夕方近くにMRTで再びホテルに戻ってきたたりで、土砂降りだった雨もやんでくれた。
これからどうしよう?
部屋でゆっくりしたいが、きっと子どもは部屋の中を走り回って落ち着けないし、かといって夕食に出かけるにはまだ早いため、話し合った結果ブギス地区にあるアラブ・ストリートにお散歩がてら見学に行くことにしました。
アラブ・ストリートとは
モスクを中心としたイスラム色が濃厚な地域。現地ではカンポングラムと呼ばれているそうです。
古くからじゅうたん、布、雑貨等を扱うお店やハラルフード(ムスリムの戒律によって食べることが許された食べ物のこと)のお店がたくさん集まっています。
以前はブギス地区一帯がどことなくいかがわしい雰囲気を醸していたようですが、再開発された後から人気がでてきたようです。
アラブ・ストリートの場所
今回の旅行で宿泊したインターコンチネンタルシンガポールから北東に位置する場所にアラブ・ストリートがあります。
MRT(電車)を利用して向かう場合は、ブギス駅かニコルハイウェイ駅が最寄りの駅となります。駅からの距離は、目的の場所によって変わってきますがおよそ400メートル前後。徒歩10~15分くらい。
このときはブギスジャンクションからビクトリア・ストリートを通りアラブ・ストリートまで徒歩で行きました。ただ、ブギス方向からなら、アラブ・ストリートの地区に入った感がすぐに分かるノース・ブリッジロードを進んでいくことをオススメします。まぁ、並行している道なのでどちらから行っても到着しますけど。
カラフルなお店が並ぶハジレーン
アラブ・ストリートのすぐお隣にある路地・ハジレーン。カラフルなお店が軒を連ねてます。
大きなゾウを置いているお店がありました。ゾウの柄もやっぱりアラビアンな感じがします。
ハジレーンの中央付近にある「ジュースクリニック(Juice Clinic)」という派手なお店。ここからビーチ・ロードの間にペイントされた壁画が多いので、みんなこぞって写真を撮っていました。また飲食店もこの付近に多くあるので、休憩がてら一杯飲むのも記念になると思います。
「シンガプーラクラブ(The Singapura Club)」はジュースクリニックの対角線にあるお店。お酒も提供しているようです。アラブ・ストリートなだけに、アルコールは禁止なのかと勝手に思っていましたが、どうやらあまりそれは関係ないみたい。このあたりのお店では普通にお酒が飲めるようです。
よくガイドブック等でも紹介している壁画の1つ。目は開いてる?閉じてる?
ブッソーラ・ストリート
ハジレーン、アラブ・ストリートと並行しているブッソーラ・ストリートにも飲食店が多くあります。開店準備中のようで、まだどのお店もお客さんがまばらですが、これからどんどんお客がくるのでしょう。堂々と道路に椅子とテーブルを並べちゃっているくらいですから。
日本なら道路交通法とかで「アウト」っぽい気もしますが、シンガポールでは合法なのでしょうか?もはや車は通れません。
一応ゴミのポイ捨てにはとても厳しいシンガポールなので、くれぐれも酔っ払ってゴミを捨てないように!
こちら「ジャマールかずらアロマ」店。日本語で書いてあります。きっと有名なお店なんでしょう。ちょうどテレビ局らしき人がお店の外から撮影してました(日本のテレビ局ではなさそうでした)。
店内をチラッと拝見。アロマの匂いがします。うちの子どもはシンガポールに来る前からガイドブックを見てこのお店に興味津々でした。
しかしあまりお気に入りの物が見つからなかったようです。
ブッソーラ・ストリートをモスク方面に進んでいくと、途中に似たようなお店がありました。看板を見ると、「ジャマールかずらアロマ(英語)」だったので、同じ系列のお店のようです。
うちの子どもはこのお店でお気に入りの小さなガラスの香水瓶を見つけたようです。お値段も日本円にして1,000円程度だったので、記念に買ってあげました。
ちなみに翌日、ホテルの部屋で香水瓶を持ってはしゃいでいると、タイルの床に落としてしまいました。粉々になり大泣きです。
あまりの号泣ぶりに、ちょっと可哀想になったので散歩がてらまたこのお店に来て買ってあげました。
ただ、同じものではなくなぜかちょっとだけ高いものをおねだりされました。まっ、いいでしょう。
ブッソーラ・ストリートを進むとスルタンモスクが見えてきます。ノース・ブリッジロード側からもスルタンモスクは見られますが、ブッソーラ・ストリート側の方が真ん中にモスク、両側にカラフルなお店とアラビアンな感じのする木があるので何となくアラブ・ストリートの雰囲気が表われている気がします。
中に入って見学できればと思っていましたが、この日はなんと工事中(修理中?)でした。なので外から眺めるだけ。
それならと別のモスクに行ってみます。
こじんまりとしたマラバール・モスク
こちらはジャランスルタン・ストリートとビクトリア・ストリートが交差するところにあるマラバール・モスク。
こちらは中に入って良いのか悪いのか、よく分からない。階段に座って語り合う男2人がいたが、モスクの礼拝者なのか従業員なのか見た目からは分からず。結局ここも外側を見学するだけで終わり。
この辺りでホテルへ戻ります。
帰りはビクトリア・ストリートを通ってホテルまで戻ります。途中で、変な壁画がいくつかありました。
その画が何を主張したいのか、そしてアラブと何の意味があるのかは私にはさっぱり分かりませんが、ただ1つ言えることは、みんな画が上手ですね!
おわりに
ガイドブック等でこの一体を紹介するときは「アラブ・ストリート」周辺として掲載していることが多いようですが、「観光客」の目線でいうと、ハジ・レーンやブッソーラ・ストリートのほうが見応えがあったようです。意外にもオシャレですし。
そして一帯をすべて見て回らなくても、2つのストリートを見るだけでもその雰囲気は充分感じられると思いますので、周辺の西側をメインに観光しても良いかもしれません。
空いた時間に観光するのもいいですし、気に入ったお店で食事もしながらゆっくり観光するのも良さそうです。
夜の雰囲気はどんな感じなのでしょうか。ちょっと見てみたかったかも。