何度でも見たい!ひたち海浜公園に咲く満開のネモフィラは圧巻の一言~国営だけに障害者にも優しい~
微妙なタイミングを見計らって
ゴールデンウィーク前後が見頃となる、ひたち海浜公園のネモフィラ。
この公園は新聞やメディアにもよく特集記事が出たりするのでご存じの方も多いと思います。
我が家も毎年この時期になると注目しています。
満開となるタイミングに、自身の都合が良いときで、なるべく天気が良い日を選びながらチェックするのですが、なかなかタイミングが合いません。
でも今年は何とか「ネモフィラ満開・自分の予定・普通の天気」の3拍子が揃ったため、このチャンスを逃さずネモフィラを見に行ってきたのでその時の様子をレポートします。
訪れたのは2021年4月下旬です。
ひたち海浜公園の場所
ひたち海浜公園は、茨城県ひたちなか市にあります。
海のすぐそばにあるため、ネモフィラが咲く見晴らしの丘の頂上からも太平洋が見渡せます。
東京からは高速道路を利用しておよそ100㎞強の道のり。
90分から120分程度の運転時間を見込んでおくとよいでしょう。
渋滞を予測&回避する来園ルート
ネモフィラが開花する時期はとても混雑するひたち海浜公園。
特に自動車で来園する場合は、駐車場に入れるのも、また出るときも苦労します。
そのため、公園側でも自動車でのアクセスについて、混雑時の交通案内や、駐車場への入り方など細かく案内しているので参考にすることをオススメします(ひたち海浜公園公式サイト)。
障害者専用の駐車スペースもあります。
ひたち海浜公園で利用したのは西駐車場。
来園日は7時オープンのところ、7時30分には到着したので、まだ渋滞すること無くすんなりと駐車場に停めることができました。
駐車場料金は普通車で520円ですが、運転手または同乗者が障害者で、身体障害者手帳、療育手帳若しくは精神障害者保健福祉手帳を提示すると無料となります。
誘導員の指示に従って進んでいくと、障害者用駐車場のスペースがあってここに停めさせてもらいました。
ここは西駐車場の中でも入場口に最も近い場所にあるのでとても便利です。
手前に誘導員がいるので、障害者以外の方は停められないようになっています。
入場料も障害者割引あり
入場料にも障害者割引が適用されました。
通常料金は、大人450円ですが、手帳の提示があった場合、提示者1名及び付き添い者1名まで入園料金の免除をしてくれます。
なので、大人二人分が無料となり、中学生以下はもともと無料なので、我が家の3人全員無料で入場できました。
駐車場や入場の際にこういった制度があると大変ありがたいです。
感謝しながら入場させてもらいます。
西口・翼のゲートから入場すると、水のステージが現われます。
1万人の観客を収容できるためコンサート等、多彩なイベントの舞台として利用されているようです。
このステージの右側(反時計回り)の道を進んでいきます(もちろん逆側から行ってもOK)。
フラワーガーデンに寄り道
水のステージに沿って進んでいくとたまごの森・フラワーガーデンが見えてきます。
道沿いにチューリップが咲いているのですぐにわかります。
お知らせでは見頃過ぎとなっていましたが、とてもそんな風には見えません。
まだまだ充分見られる状況でした。
きっとピークをほんの少し過ぎただけなのでしょう。
早くネモフィラの場所まで行きたいのですが、ここまでキレイに咲いているとどうしても立ち止まって見てしまいます。
周りのみなさんも魅入っていたようです。
同じ色同士で咲かせている区画が多い中で、一部は混色で咲いている場所もありました。
これはこれで鮮やかな色合いでウットリしちゃいます。
みはらしの丘
フラワーガーデンよりさらに進むと、お目当てのネモフィラが咲くみはらしの丘に辿り着きます。
みはらしの丘に到着。
丘の全部がネモフィラで埋め尽くされています。
まるで青い絨毯が敷き詰められているようにも見えます。
ネモフィラは約530万本もあるそうです。
みなさん丘の上を目指してせっせと登っています。
通行禁止の道もあるのでご注意を。
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、「みはらしの丘」内の順路が一方通行となっています。
所々にいる職員さんが一方通行で進むよう案内してくれていました。
また入口付近で配布していた混雑時MAPにも推奨ルートが乗っているのでそれに従って登っていきます。
丘の上の方から下に向かって撮ってみました。
満開のネモフィラを写真に収めるべく、みなさん思い思いの場所で写真をとっていました。
みはらしの丘と里の家の間には菜の花が咲いています。
みはらしの丘のネモフィラの青色を背景にして、菜の花を撮ってみます。
ネモフィラと空の青さの違い
みはらしの里からみはらし広場に行く途中の場所。
ここはみはらし広場付近。
いろんな場所から一番のベストポイントを探してみますが、ここまで満開だとどこからでもベストポイントとなりえてしまいます。
写真を撮る技術は別として・・・
ネモフィラをアップで撮ってみた
ネモフィラの花に近づいて撮ってみました。
青一色になっている、みはらしの丘ですが、よく見るとオレンジ色の花もたまに混じっています。
これがちょうど良いアクセントになっていて、ネモフィラを一段と青く見せてくれているのではないでしょうか。
ネモフィラも近づいてよく見てみると、薄い青や濃い青など少し色合いが違うようです。
紫っぽい色もありました。
種類が違うのかな?
休憩場所では飲食もできます。
みはらし広場には屋台も出ていて、水分補給や食事もできるスペースとテーブルもあるので、休憩するにはもってこいの場所です。
ここ以外にも公園内には屋台が出ています。
みはらしの丘を眺めながらの休憩は格別。
お昼時にはかなり混雑します。
荷物だけ置いて席を確保しているようなテーブルもチラホラありましたので、早めの時間に食事をしておくほうが良いかも。
ネモフィラにちなんで、青いクリームソーダ(500円)を購入。
ネモフィラだけではありません!
ひたち海浜公園は一面に咲くネモフィラがとても有名ですが、それ以外にもたくさん見て回れる場所がたくさんあります。
ほんの一部ですがご紹介します。
みはらしの丘のすぐそばにある古民家・里の家。
旧土肥家住宅は、江戸時代前期と中期に稲敷市下太田の利根川に沿った新田開発に合わせて建てられた東日本では最も古い民家のひとつです。1981年から1982年にかけて解体され、保管されていた部材を用いて2010年に当公園に移築復元しました。
里の家は、水戸市小泉町(旧常澄村)に建っていた民家の部材を一部移築して再現を行い、2008年にオープンしました。(公式サイトより引用)
シーサイドトレイン。
1周約40分で園内9カ所の停留所で乗り降り自由。
料金は600円(3歳以上)で、障害者手帳を提示すれば付き添いの方1人分が無料になります。
またレンタサイクルもあるので、天気の良い日に公園内を自転車で散策するのも気持ちよさそう。
自転車の専用レーンがあるので安全に運転することができます。
大草原。
面積約9ha、開放感に溢れた芝生の広場。
これだけ広いと何でもできそうな感じもします。
ボール遊びもOKなようです。
プレジャーガーデンエリアには遊園地もあります。
個人的な印象ですが、小学校低学年くらいの子どもが楽しめるような感じです。
1日フリーパス券の他にのりもの券を購入して個別のアトラクションに挑戦することもできます。
この日はやや汗ばむ天気だったので、「アイスワールド」に入ってみました。
室内はとても寒くて長い時間はいられそうにありませんが、所要時間はたった1分くらいなので、それはそれでちょっと物足りないかな・・・
繰り返しですが、これも園内にあるごく一部のものなので、他にも楽しめる物がもっとたくさんありますので、ご自分の目で確かめてください。
おわりに
その年によっても違いますが、ネモフィラの見頃はだいたい4月の中旬から下旬のようです。
ゴールデンウィーク中はピークを少し過ぎることと、園内は大混雑が予想されることから、その前に行かれるのがベストです。
今回はひたち海浜公園の中のネモフィラを見に行くことを主な目的としていたので、それは見事達成することができました。
ただ、ひたち海浜公園はネモフィラだけをウリにしているわけではありません。
広大な敷地面積を有する公園の中にはその他にもたくさん楽しめる場所が点在しています。
目的に合わせて老若男女、もちろん障害者の方でも楽しめますので、きっとどんな方でも楽しめると思います。
夏から秋にかけてみはらしの丘はコキアが見どころとなるようなので、またその時を狙って訪れてみようかな。