’21 宮古島 東平安名崎観光 そこでしか見られない貴重な絶景を自分の目で確かめてきた。
宮古島の東端・東平安名崎へ
東平安名崎は宮古島の東端に位置し、シギラセブンマイルズリゾート周辺からはおよそ30分程度で到着します。
県道235号保良上地線(ぼらうえちせん、通称・南岸線)から行くと、途中でイムギャーマリンガーデンやムイガー断崖絶壁に寄り道しながら向かうのも楽しいですよ。
しばらくこのような道なりに進んでいくと、東平安名崎に到着です。
先まで進んでいきますが、東平安名崎に到着するまでは左右両側はこのように草原が広がるだけの道が続きます(これはこれでまた良い感じでした)。
ガイドブックに出てくるような風景は、東平安名崎までの道から一度外れる必要があるようで、よく読み込まずに見落としてしまっていたようです。
道路付近にはパイナップルに似たアダンという植物もそこらへんにたくさん実を付けていました。
子どもは灯台よりも公園で遊びたい?
駐車場に到着。
特に管理されているわけでもなく、自由に出入りできる無料の駐車場です。
トイレや、自動販売機もあるので便利です。
駐車場横は公園になっていて、ちょっとした高台やトンネルもあって、小さな子どもならこちらの方が楽しいかも。
ここは草が生えてフカフカなので、思いっきり走り回れそうですし、転んだりしても怪我を最小限に抑えてくれそうです(でも坂には気を付けて!)。
高台からの見晴らし。
徒歩で来る人はそうはいないでしょうからサイクリングロードでしょうか。
駐車場からは徒歩で灯台へ
駐車場から灯台まではおよそ300Mちょっと。
日陰になるようなものがないので、気温や日差しが強いと汗だくです。
先端に向かって歩いて行くと、大きな岩がそこにあります。
それはマムヤの墓で、立て看板の説明を要約すると、「野城按司(男)とマムヤが恋仲になるが野城は結局は自分の妻子を選びマムヤを見捨てる。そのためマムヤは断崖から身を投じてしまい、悲しんだマムヤの母は再びこの村に美人が生まれないようにと神に祈願した」ということらしい。
野城はマムヤより糞尿の匂いがしても子どもがいる妻の方がいいと諭され見捨てる・・・
美人ゆえの悲劇なので、その母親は悲劇を繰り返さないためにも、村に美人が生まれないことを祈る・・・
マムヤは可哀想だけど、野城も母親もその対応ちょっとどうなのよ?
こちらはたぶん休憩所。
駐車場から灯台までの間で、唯一屋根があるので強い日差しから一時的に逃れられます。
日陰で風通しが良いので見学の際は重宝できます。
簡易的ですが、腰を下ろして座れるようになっているので、休憩と水分補給をしておきましょう。
休憩所からの海の景色。
海に散らばっている大きな岩がどうしてそこにあるのか不思議でした。
崖が何かの拍子でハデに崩れて転がっていきこんな風になったのかと思いきや、後で確認してみると、1771年(江戸時代中期の明和8年)に起った八重山列島近海を震源として発生した地震による「明和の大津波」で打ち上った「津波岩」なのだそうです。
津波でこれだけの岩が打ち上がるなんて余程の事だったのでしょう。
平安名崎灯台までやってきました。
灯台は登ることはできますが有料(中学生以上300円)です。
エレベーターはないので自力で登っていくことになります。
ただ、我が家は灯台に登らずともここからの景色は充分に満足できました。
灯台は下から見るだけにしておきます。
灯台付近から。
晴れていると海の色がとても綺麗。
モルディブやタヒチなど世界的にも有名なビーチリゾートにも行きましたが、そういった場所とはまた趣の違った海の絶景が宮古島にもあります。
保良漁港へ降りてみる
灯台からの景色を充分楽しんだ後で、保良漁港のある海岸まで降りてみる。
駐車場の出入り口から灯台へ行く道と漁港に降りていく坂道に分かれているのですぐにわかります。
坂道の途中から。
津波岩のある場所まで行けそうでしたが、家族みんな歩き疲れているようなのでやめました。
1人ででも行っておけば良かったかな。
漁港を見てすぐ戻るつもりでいたものの、意外に距離があって、坂道も思っていたよりキツイ。
ぐずり始める娘の機嫌を取りながら歩いて行く。
漁港到着。
淡いブルーの港はとてもキレイ。
でも漁船はあれど人の気配はありません。
住めるような家も無さそうですし、どこからやって来るのでしょうか。
海の反対側は大きな岩(崖)になっていてとても神秘的。
この岩も昔の地震・津波でやって来たのでしょうか。それとももともとの地形が風化したり浸食して岩みたいな形になっていったのでしょうか。
それとも人工的に削った?
娘との対比で見るとその岩の大きさがわかると思います。
ガイドブックに掲載されている場所に行くなら
ちなみに、ガイドブックでよく掲載されているこのような写真は東平安名崎見晴台からのもので、一直線に島の先端にある灯台目指して進んでしまうとこの見晴台にはたどり着けませんのでご注意を。
それを知らずに通り過ぎてしまい、結局この場所は訪れずに終りました(写真はフリー素材を使用)。
見晴台までの案内板等は特に無かったと思うので、カーナビに設定するなり、助手席の人と協力してドライブするといいでしょう。
もっとも、一直線の道しかないので、国道390号線に入って左折(灯台からの帰りであれば右折)できる道があったらそこを曲がれば辿り着けます。
おわりに
東平安名崎はとても良い場所でした。
津波岩も八重山諸島以外の場所では見られない珍しいものですし、一見の価値はあります。
また、保良漁港まで降りていき、海岸を間近で見るのも貴重な経験になるハズです。
宮古島の中心地からは外れているので、一般の観光客ではレンタカーがないと難しい場所ですが、ぜひレンタカーを借りたら訪れてみてください。
じゃらんのサイトを通じて予約してます。