’05 中欧3カ国周遊記⑨ ブダペスト観光その1・ブダ地区の王宮のある丘は見どころ満載

1日かけてブダペスト観光

朝の8時にはホテルを出発し、1日かけてブダペストを観光します。

まずは、バスでドナウ川を越え、最初の観光地のブダ城がある丘を目指します。

こちらは以前に別のホームページで公開していたのを、Yahoo!ジオシティーズ終了にともない移行・再編したものです。

 

漁夫の砦

フニャディ・ヤーノシ通りでバスを降りて、階段を上っていく。

 

階段を上りきる前に左右に3体ずつ人物像が待っています。

 

漁夫の砦(ぎょふのとりで、ハンガリー語: Halászbástya)は、ハンガリーの首都ブダペストの西に位置する砦で、1895年から1902年にかけて、建国千年祭における市街美化計画の一環として建築家シュレク・フリジェシュによって建てられた。(引用:Wikipedia

1902年といえば日本だと明治35年で、その頃はちょうど日英同盟が成立していた時期。それから起こる2回の世界大戦をくぐり抜けて現在に至っているのを考えると、貴重な建築物ですね。

 

漁夫の砦という名前の由来は、以前ここに漁師組合があって王宮の丘の市場を守っていたことに由来しているとか。

 

7つの塔にはマジャル人の祖先であるフィン・ウゴル語族の名前をつけています。

 

砦の中にカフェがありました。訪れたときはまだ開店前だったので誰もいません。ここでくつろぎながら景色を見て至福の時を感じたかった・・・

 

砦からは川の対岸にある国会議事堂が見えます。すごい立派ですね。ハンガリーは建国以来、時の権力者に翻弄されてきたので、今後のより良い国づくりをこの議事堂でしていってほしいものです。

刺さったら痛そう。

 

聖イシュトヴァーンの騎馬像。逆光でよく見えませんがハンガリーの初代国王です。

 

マーチャーシュ教会

聖イシュトヴァーンの騎馬像が向いている先にあるのはマーチャーシュ教会。

マーチャーシュ聖堂(マーチャーシュせいどう、ハンガリー語: Mátyás-templom)は、ハンガリーの首都ブダペスト、ブダ城地区の中心にある教会である。正式名称は「聖母マリア聖堂」。教会の伝承によると、元々は1015年に建造されたとある。今日ある建造物は、14世紀後半に華麗な後期ゴシック様式で建造されたものであり、19世紀後半に広範囲にわたって修復された。旧ブダ地区では、2番目に大きな教会であった。(引用:Wikipedia

 

13世紀に建てられ、一時オスマン帝国によってモスクにされてしまいましたが、17世紀に帝国の支配が終わると再び教会に戻ることができました。本来の姿であるネオ・ゴシック様式になったのは19世紀になってから。

また、ハンガリー王のフランツ・ヨーゼフ一世とエリザベート皇妃の戴冠式が行われた教会として有名。

 

ジョルナイ製のダイアモンド模様の屋根瓦はハンガリーの代表的な窯元の一つです。

 

マーチャーシュ教会内

教会の中は観光客で大賑わい。

 

黄金の主祭壇はハンガリーで最も美しいといわれています。また、豪華なステンドグラスがたくさんあって日の光が当たるときらきら光ってとてもキレイです。ステンドグラスはハンガリーを代表する画家たちの作品のようです。

マーチャーシュ教会の公式ホームページもあるので良かったら見てください。

 

マーチャーシュ教会の見学を終えてから、すぐ近くにあるお土産屋さんに寄りました。ハンガリーの特産品である、カロチャという刺繍や高級陶磁器が売っていました。

ステキな陶磁器がたくさんありましたが、自宅に着くまでに割れたらと思うとちょっと手が出せません。

 

お土産屋さんを出てからは、ブダ城に向かいます。

 

途中ボロボロな建物の横を通り過ぎました。これは戦争の爪痕で激しい戦いがここでもあったんだそうです。惨状を後世に伝えるためあえて修復しないんだとか。

 

ブダ城の手前にある階段を降りていきます。

 

ブダ城から見える景色。「青き美しきドナウ川」と言われるけど、青いどころか濁っている。各所でドナウ川を見ましたが、青かったことは・・・まぁ、そんなもんでしょう。

 

目の前で見るとかなりの大きさです。全景を見るなら対岸から見るのが良さそうです。

 

ブダ城は火災や戦災などの度重なる被害にあいながら現在に至り、波乱万丈の歴史はハンガリーの歴史そのもの。

1241年、モンゴル軍の攻撃で木造城壁だったブダ城が破壊されるとベーラ4世が石造で再建した。14世紀にラヨシュ1世によってゴシック様式の王宮に改造されたが、17世紀にオスマン帝国軍の攻撃で破壊された。18世紀にかけてハプスブルク家の支配下で再建され、バロック様式への改造が行われた。19世紀半ばに発生した火災とその後の第一次世界大戦、第二次世界大戦で大規模な被害を受けたが、20世紀半ばに再び修復された。

1987年、「ブダペスト、ドナウ河岸とブダ城」として世界遺産に登録。2002年には「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り」として拡大されている。(引用:Wikipedia

 

まとめ

ブダペストはドナウ川を境にブダ側とペスト側に分かれますが、まずはブダ側の丘の上にある観光名所をまわってきました。ここら辺一帯だけでも充分見て回る場所があるのである程度時間に余裕を持って観光した方が良さそうです。

そしてこの後は、ペスト側を観光しに行きます。

 

 

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