立山黒部アルペンルートに挑む③ 圧巻の壁の横を歩く「雪の大谷」。その後は白銀の室堂平で雪遊び。

室堂ターミナルに到着

扇沢からバスやロープウェイなどを乗り継ぎ、ようやく目的地となる室堂に到着しました。

 

 

立山トンネルトロリーバスを降車すると、室堂ターミナルの1階に出ます。

この室堂ターミナルは日本最高所に位置する駅。

ここはアルペンルートで最大の規模を誇るレストランや、展望テラスも併設されています。

 

また、ホテル立山と直結していて、宿泊する人はとても便利。

ただし、ラウンジやレストランなどは観光客でごった返しているため、あまり落ち着いた場所ではないので、そこをどう評価するかは意見が分かれるところ。

さて、いよいよ雪の大谷を見学しにターミナルを出ます。

 

5月の室堂はまだまだ白銀の世界

ターミナルを出ると、いきなり冬の景色に逆戻り。

めったに降り積もらない東京からやってくると、ここまでの雪景色はそうそうお目にかかれないのでテンション上がります。

眩しくてサングラスをかけないと目がチカチカしちゃう。

 

ターミナルの正面はバス乗り場になっていて何台も停車できそうな広さがある。

ここはしっかり除雪されているので歩きやすい。

 

雪の大谷ウォーク開始

今日の気温は室堂の標高から考えればやや高め。

みなさん厚着してますが、感覚的には10~11月くらいの晴れの日くらいで、コートが必要かどうか迷うくらいの気温。

室堂の標高にしては暖かいほうなのかも。

道路の雪も溶けてシャーベットの状態なので歩くときは慎重に。

長靴がベストだけど荷物になるので履いている人は少ない。

 

雪の壁

旅行のパンフレット等で見かけたときから一度は訪れたいと思っていたのでようやく念願が叶いました。

 

ゴールデンウィークの季節なので鯉のぼりも雪壁に飾り付け。

 

2車線のうち1車線を観光用に開放。

壁側だと雪で歩きにくいし、道路の真ん中は雪が溶けていて、水たまりを避けながら(あるいは水たまりの中を)歩く。

むしろ雪の上の方が歩きやすい。

ただ、交通整理がされていないため、進む人、戻る人、記念写真を撮っている人を除けながら歩くので神経を使います。

 

立山・雪の大谷の最高地点に到着。

徒歩で見学できるのはここまで。

この先はバス専用の車線だけになっていました。

立て看板には、この地点の標高は2,390メートル・雪の高さ14メートルと表示されている。

バスの高さからすると14メートルも無さそうな感じもしますが、この壁の向こう側でさらに積雪があるのかも。

世界でも有数の豪雪地帯。中でも室堂付近にある「大谷」は、吹きだまりになっているため特に積雪が多く、その深さは20mを超えることもあります。この「大谷」を通る道路を除雪してできる、高さ20mにも迫る巨大な雪の壁が「雪の大谷」です。(立山黒部アルペンルート公式サイトより引用)

 

雪の壁が少し低くなっている場所から背伸びして撮ってみた。

向こう側はどんな風になっているのでしょう。

きっとまだ誰も足を踏み入れていない新雪の状態が一面に広がっているのかな。

雪の大谷のことしか考えていなかったけど、こんなに雪があるんだから雪遊びさせてあげたい(もちろん服が濡れてしまうのでほどほどにしたいと思う自分もいる)。

ターミナル付近で観光客の誘導をしていた人に聞いたらターミナルの屋上から出れば、そこから雪遊びができる場所に行けることを教えてもらいました。

 

いったん休憩

娘は雪遊びをする気満々で早く行こうと急かされますが、まずは腹ごしらえ。

ターミナルにある立山そばがちょうど良いのですが、ご覧の通りの大行列のため断念。

 

ホテル内のレストランも待ち人数が多くて人だかりができていたのでやむなく軽食で済ませることにする。

おでんや牛丼、肉巻きおにぎりで腹ごしらえ。

 

ターミナル屋上から雪の大谷を眺める

室堂ターミナルの屋上展望台へ上がってみると、先ほど歩いていた雪の大谷が見えた。

道路の部分だけ除雪しているので上からだと、まるで裂け目ができているかのよう。

 

立山室堂平はあたり一面雪景色

ホテル立山の裏。

自分の体重では新雪の場所を歩くと膝まで埋もれてしまうので要注意。

 

雪道はずっと向こう側まで続いています。

 

はるか先の方で歩いている人がいるのが見えた。

普通にすごいと思う。

 

山頂を撮ってみた。

ここにもスキーヤー達がすべっていた形跡が残されていた。

リフトなんてなさそうだから担いで上っていったのでしょう。

 

さて、こちらは踏みならされた雪が多いため、大勢の人がここに集まって思い思いの行動を取っていました。

 

これだけ雪があると、やっぱり雪だるまを作りたくなっちゃいますよね。

あちこちに雪だるまが残されています。

 

娘も一生懸命雪だるまを作ります。

雪で遊ぶことを想定していなかったので、それ用の防寒対策をしてこなかった。

ウールの手袋では雪だるま作りには適しておらず、手が冷たそう。

 

一仕事終えた後の一コマ。

冷たさに耐えながらも、やり遂げた達成感に浸っていました。

でも、雪の上に座れば濡れちゃうよ。

着替えは車まで戻らないとありません。

 

向こうの方まで行って見たかったけど、ちょっと行けそうになさそうなので断念。

 

みくりが池温泉。

背景の立山連峰がなんとも美しい。

右側にみくりが池があるはずですが、ここからは見えませんでした。

さすがにこの辺りまで来るのが限界。

残念ですがここでUターンして戻ります。

 

富山方面じゃなくてよかった

午後3時前、そろそろ帰らないと家にたどり着くのが深夜になってしまいそう。

雪遊びしているときからホテルの外までのこの大行列ができていたので、バスに乗るのにかなり時間がかかることは覚悟した。

しかしこの行列、室堂から立山(富山)方面行きのバスに乗る人たちの行列で、黒部(長野)方面行きのバスにはあまり並んでいる人がおらず、普通に乗って戻れました。

室堂までの来たルートをそのまま戻って扇沢に到着。

雪の大谷はこれにておしまい。

 

おわりに

1回来たくらいではアルペンルートの魅力を味わい尽くすことは到底できないようです。

立山方面から室堂に行くルートにも挑戦してみたいし、高山植物が咲く頃の夏や紅葉の季節である秋にも来てみたい。

さらには雷鳥にも会ってみたいし、室堂で一泊して星いっぱいの夜空を見てみたい。

やってみたいことがたくさんあるので、また来ても飽きずに遊べそう。

また是非とも訪れることを心に誓ってまた日々頑張っていこう。

 

 

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