SFC修行その3 ~遅延との戦い!時間に追われながらも沖縄へ2往復~
朝4時過ぎに自宅を出発
本日の出発便は早朝6時20分羽田発。
遅れてはならないという気持ちがあって、目覚まし時計よりも早起きしてしまいました。
今日は羽田と那覇間を1日で2往復するという荒修行です。
片道およそ2時間30分前後。
2往復ということは、単純に10時間程度を飛行機の中で過ごすことになります。
今回は4レグ中、2レグ目にあたる那覇発の便がエコノミークラスでの搭乗となりますが、それ以外はプレミアムエコノミークラスなので、疲労度も多少緩和してくれそうです。
はたしてどんな修行になるのか、心配もありますがちょっとワクワクしています。(レグの意味は後ほど)
羽田空港はガラガラでした
早めの出発ということもあって、高速道路もスイスイと通過できたので、5時くらいには羽田空港に到着。
さすがにこの時間帯ではまだ人もまばらでした。
前回までは搭乗口が60番台のゲートだったので向かって右側(C,D側)からのチェックインでしたが、今回は52番ゲートだったので左側(A,B側)からチェックイン。
搭乗券を発券しなくても修行初日のようにスキップで先に進むことも可能ですが、今日は乗継ぎで手間取ることのないように自動チェックインで発券しました(結果的にはこの行動が吉と出ました)。
ただ、羽田空港でチケットの発券ができたのは羽田発の便(1レグと3レグ分)だけで、那覇からの便(2レグと4レグ分)は発券できません。
あとで確認したところ、どうやら那覇発のチケットは現地じゃないと発券できないようです。
保安検査場を抜けると目の前にエスカレーターがあって、ダイレクトにANAラウンジへ直行できます。
左と右(北と南)のラウンジでほんの少しつくりが違うようです。
せっかく無料なので生ビールでも飲みたいところですが、ここで酔うわけにはいかず、オレンジジュースを飲んで心落ち着かせます。
時間までそわそわしながらもラウンジの雰囲気を感じさせてもらい、30分ほどゆっくりしてから搭乗口に向かいます。
搭乗口ではすでに優先搭乗を順次行っていましたが、この便では優先搭乗の対象となる人が誰もいなかったようで、一番乗りとなりました。
今日の天気は晴れ。飛行機は定刻通りの出発です。初めての右の窓側席になったので富士山を見ることが出来ました。
修行で乗ったフライトの中でも、今回が一番富士山がよく見れた日となりました。
富士山のあたりで早速食事です。
ここでもビールは我慢してノンアルコールビールに。
アイスクリームは塩アイスクリーム。
ちなみに今後の修行でもこの塩バニラアイスが続きます。
那覇に定刻よりも10分ほど早めに到着。
那覇空港の滑走路には自衛隊の訓練飛行機が並んでいました。
最近は近隣の国がちょっかい出すので、スクランブルも多いのでしょうね。
トムクルーズ主演のトップガンを見た世代としては戦闘機にとても興味あります。
ラウンジ華に初潜入
ただいまの時刻は午前9時でサラリーマンはこれから仕事の時間帯。
旅行で沖縄に来ている人もまだ帰り支度をしている頃でしょうし、空港は閑散としていました。
こんなときにANAのラウンジを利用したいところですが、次の便はエコノミークラスの利用。
ANAラウンジは利用できないため、一度制限エリアを出て、カードラウンジを利用させてもらいます。
向かった先はこちらの「ラウンジ華」。こちらはカードラウンジとなるので、該当するクレジットカードを提示するか利用料金を支払えば誰でも利用可能です。
先日つくったANAゴールドカードがここで役に立ちました。
このカードのお陰で、受付で提示すると無料で中に入ることができます。
入口から細い通路を通って行きます。気になったのがこの通路にある椅子。
混雑時にここでも利用できるようにしているということでしょうか?
もしそうなら、料金を支払って利用している人にここで休めというのもちょっと可哀想な気もしますが。
奥までくると休憩室があります。
窓がないので開放感はありませんが、少しだけの休憩ならば充分です。
ご覧の通りラウンジは空いていました。
まだ疲れは感じていませんが、ここでリラックスして次に備えます。
次は1時間後の10時10分発羽田便に乗ります。
15分前に搭乗が開始されることを考えれば、正味30分くらいしかいられません。
なかなか離陸してくれません
羽田では、発券できなかった那覇-羽田間の搭乗券を2回分発券して、再び同じ便で戻ります。
先ほどと同じキャビンアテンダントさんかと思っていたら、替わっていました。
やっぱりちょっと気まずいので、正直替わっていてほっとした。
今回はエコノミークラス。
今までプレミアムエコノミークラスでの修行だったため、エコノミークラスが窮屈と感じるかと思いましたが、そこまでは感じませんでした。
ただ、隣のおじさんとのさりげない肘掛けの奪い合いや、大きな動作をするのにまわりに気を遣うところはやはり窮屈さを感じます。
ドリンクのサービスも一回のみで、ドリンクのお代わりを常に確認するプレエコとの差は大きいですね。
ここで問題が発生。
搭乗終了から離陸までに時間がかかり、羽田への到着が遅れ予定の12時30分着から12時45分前後になるとのアナウンスがありました。
ちなみにこの到着とは、飛行機が羽田空港に着陸する時間であって、ゲートに到着して降りられる時間ではないようです。
ダッシュして行けば何とかなりそうなタイミングですが、もしゲートが離れていて移動に時間がかかるとヤバイいかもと思い始めました。
やっと離陸してくれたものの、内心は焦るばかり。
富士山を通り過ぎてから時計を気にする時間が増えます。そして、着陸したのが12時40分。
予定より早いのは良かったけど、そこからが長い!
飛行機も空を飛べは速いけど、滑走路での移動は遅く感じます。
この時って時速何キロくらいで走っているのでしょうか・・・ジェット噴射で一気に行ってくれよと無茶なことを考えてしまいます。
まさかの締め切り?
ようやく搭乗口から降りられたのがほぼ13時で、すで搭乗が始まっている時間。
走って乗継ぎ案内場所まで行くと、数人並んでるじゃあないですか!
ようやく自分の番になってQRコードをタッチすると、いやな警告音とともに出てきたレシートには「保安検査場通過を締め切りました」との記載が!
マジですか・・・
しかし、スタッフは掲示板を見ながら一言「こちらから連絡しておくので急いでください」
「このエレベータで行けばいいですか」
「階段で行った方が早いです」
「わかりました」
と、やりとりした後でダッシュして向かいます。
到着が68番ゲートで出発が65番ゲートだったので比較的近かったこともあり、ぎりぎりで飛び込みました。
朝の時点でチケットの発券をしておいて正解でした。
プレミアムエコノミーの快適さを実感しつつ、再び沖縄へ
今回からまたプレミアムエコノミークラスでの搭乗です。
プレエコのシートに座った瞬間、やっぱりエコノミークラスとは違うなと感じました。
お隣に座った人はかなり太めの体格をしていたけど、気になることも無く、ゆっくり座れます。
この便に乗れて、ようやく不安から解放されました。
あとはもう同じ便で乗って帰ってくるので、到着が遅れようが出発が遅れようが、自分自身がこの便と同じスケジュール上にいるので心配ないと思っていました。
この時点では・・・。
緊張から解放されたことで、一杯飲みたくなり、ビールとワインを飲みます。
途中でトイレの順番待ちをしていると、キャビンアテンダントさんから「今日の那覇は曇っているようですよ」と話しかけられました。
えぇ、それは知ってます。
だってさっきまで那覇にいましたからね。
その心の声を口に出して言おうか、それとも知らないふりをしようか、どちらにしようか悩みました。
きっと搭乗者リストとかで、羽田・那覇間を往復している陸マイラーであることは把握しているはず。
もしかして修行僧を試しているのか?なんて勝手な想像をしながらも正直に、「実は午前中にも来て、これが2往復目なんです。帰りはこの便でまた帰るんです」と話しました。
CAさんは驚いている様子を見せていましたが、本当のところどう思っているのでしょうね。
でもこんな会話があったことで、帰りの便でまた会っても「なんだこいつ?」と思われずにすみそうです。
帰りの便も結局大慌て
トイレ後に席に戻るとすぐに眠ってしまい、あっという間に那覇に到着。
この便も約20分遅れの16時14分での到着でした。
本日最後の出発予定時刻は16時45分。20分遅れだから出発も20分遅れるだろうと勝手に判断して、新しくオープンしたというポークたまごおにぎり本店へ。
一応、保安検査場締切時刻は16時30分でおにぎり屋で注文したのが16時20分。
5分くらいでできるというから待っていました。
その間にネットで出発予定時刻を確認しておきます。すると、出発が遅れるという表示が無い。
まさかの定刻出発なら数分後には保安検査場を通過しなければならず、またもや時間に追われる羽目に。
注文したエビタルとアーサ汁が出来上がったのが16時30分、もはやタイムアウトの時間。
もう気が気じゃありません。
エビタルは味わう余裕も無く口の中に押し込むが、問題はアーサ汁。
熱くて一気に飲み干ず、口の中を火傷しながら半分残して、まるで食い逃げでもするかのごとくダッシュして立ち去りました(注文時に支払い済です)。
保安検査場についたときは16時40分前。
もしかしたらまた警告音が鳴る?ドキドキしましたが、何事も無く通過。
搭乗口では優先搭乗をしている最中で、結果的には10分おくれの16時55分の出発になっていたようでした。
今日は焦ってばかりです。
機内に入ると同じCAさんと顔合わせ。「おかえりなさいませ」「よろしくお願いします。」とご挨拶。
別のCAさんからは「今回のレグもよろしくお願いいたします。」と言われました。
ほほぅ、業界用語でレグというのね。(区間を意味するLEGのこと)。
言い方がちょっと格好いい。
沖縄からはずっと曇り空でしたが、羽田近くでようやく晴れてきました。
羽田に到着したときには日も沈んであたりは真っ暗。
19時30分、本日のレグはこれにて終了。
1日飛行機に乗り続けた割には思っていたほどの肉体的な疲労感はありません。
精神的な疲労は感じましたが・・・
時間に追われなければもっと楽に感じたのかもしれません。
次の修行も頑張ります。